ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

石村萬盛堂「マッシイロマン」は極上のマシュマロ

これまでいいと思ったことなかったのに、何かの拍子にハマってしまうものってありませんか。

4月、5月のここ2カ月間、自分でも不思議なくらい“マシュマロ”にハマっていました。ふにゃふにゃ柔らかい、お菓子のマシュマロです。正直言うとマシュマロって、子どもの頃から一度も「好き」とか「食べたい」と思ったことなかったんですよね。別に嫌いではないけれど、興味がないというか、自分にとってはかなりどうでもいい食べ物……だったのですが。

友人・タコちゃんに教えてもらった、あるマシュマロがあまりに美味しくて、この年にしてマシュマロにハマってしまった私です。

my favorite marshmallow 01

石村萬盛堂「マッシィロマン」、6個入り315円。2種類あって、写真手前の茶色&金のパッケージが“チョコ”、奥の水色&銀が“コーヒー”です。

マッシイロマン、マシュマロの中にチョコまたはコーヒーのクリームが入っています。特筆すべきは、周りのマシュマロ部のきめの細かさ、そして弾力。

「ふわふわしてきめが細かいマシュマロ」とか「弾力があるマシュマロ」とかっていうのは探すとそれなりにあるんですが、両者が並び立つマシュマロとなると、ほとんどないんですね、これが。そういう意味で、この食感はほとんど奇跡的。歯を立ててきめの細かさを楽しみ、引っ張ってちゅいーんと伸ばして、噛みきって歯切れの良さを堪能し……と、至福の時を味わえる極上のマシュマロです。大きさもかなり大きめで、1つ50円も納得。

マッシイロマンを作っているメーカー、石村萬盛堂はもともと「鶏卵素麺」を作っていたお菓子屋さん。鶏卵素麺というのはその昔長崎・平戸に伝わった南蛮菓子で、今も博多銘菓としていろんなメーカーで作られています。で、この鶏卵素麺は氷砂糖を煮立てた蜜の中に卵黄を流し込んでそうめんのような形に固めて作るんですが、これを作ると大量に卵白が残ってしまう。この卵白を生かせないか……という発想で、マシュマロ菓子の「鶴の子」を考案したのだそう。マシュマロって、卵白を泡立てたメレンゲを、ゼラチンで固めて作るんですよね。「鶴の子」は有名な博多銘菓で、マシュマロの中に黄身餡が入ったお菓子らしいですが、残念ながら私は見たことないのです。今度九州に行くことがあったら探してみようっと。


ちなみにこの石村萬盛堂の3代目社長石村善悟さんは、「ホワイトデー」の考案者。「バレンタインデーで女性ばっかりが贈るのはおかしい」ということで、お返しの日にマシュマロをどうぞ、と地元デパートの岩田屋さんでキャンペーンを張った「マシュマロデー」が、ホワイトデーの始まりなのだそうです。

そんなわけで、バレンタインデーのお返しとかくらいでしか見かけないマシュマロかも知れませんが、もしマッシイロマンを見かけたら是非是非試してみてください。成城石井で売ってます。あ、バレンタインデーのお返しで困ったときにもオススメ。これもらったらきっと女の人も嬉しいと思いますよ〜。

ところでこのマッシイロマン、おいしいのですが中のクリームが結構甘いのです。コーヒーを飲みながらこれを食べるとものすごく美味しいのだけれど、クリームが甘いので1回2粒も食べれば充分って感じ。クリームなしタイプもあるといいのになあ……と思って探しているのですが、未だ見かけたことがありません。

新しく「マシュマロ」ってカテゴリを作ってしまいました。そんなわけでマシュマロ話、今後も不定期に続きます(多分)。


マッシイロマン(WEB)
石村萬盛堂 (WEB)


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