ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

緑色な話

先日、大量の野菜をいただいてしまい、野菜ボックスにすべて詰め込んでもまだ余る状態。ここ数日、ほとんど米を食べずに野菜中心で暮らしております。主食がじゃがいもという、ほとんどドイツ人状態(偏見?)。ジャガイモとキャベツのサブジでしょー、ポトフでしょー、肉なしのカレーでしょー。今日はなににしようかな…。

しかし、私一人でどんなにがんばって食べたってそうそう量は食べられません。そんなわけで先週末は、仕事しながら空き時間に保存食作りを行っておりました。保存食ったって別に大した物作る訳じゃなくて、ほうれん草をゆでるとかネギは刻んで凍らせておくとかそういう話ですが。

「庭で採れた」といって渡された緑色の袋が二つ。開けてみたら一つは大量のセリ、もう一つは100枚くらいあるシソでした。セリは土鍋に投入、白菜とセリの量が同じ、あとはちょっぴりの豚肉と春雨という不思議な鍋にしておなかに入れましたが、悩んだのがシソ。これ、どーしよう?食べるったって限界が……

で、思いついたのがしそペースト。バジルペーストがあるんだから、シソペーストだってきっとおいしいに違いない。そんなわけでシソを洗い、オリーブオイルとニンニクを入れて(松の実は切らしてた)フードプロセッサーへ投入しました。……で、ここから本題です。

leaves in rain

ざく切りにしたシソの葉がね、フードプロセッサーの中で動くんですよ。ふわーんって。何で動くんだろう?と思ってよくみたら、葉っぱがうねうねしている……な、なんだ???

よく見たら、青虫君でした。シソの葉と同じ色なんで、よく見えてなかったんですね。うはーっ、危ない。どきどきしながらつまみ出したら、今度は別の葉がうごくんですよ。うねーっって。よく見たらそこにも青虫が…げげげっ。

慌ててフードプロセッサーに入れた葉っぱを全てまな板の上に並べて、シソの葉の表裏をチェック。その結果、ビニール袋いっぱいに入ってたシソの中から、5匹の青虫が出てきたのでした。こ、こんなにいたのか…(汗
青虫君を植え込みに逃がし、「無事にチョウチョになるんだよ」と言い聞かせてようやくシソペースト完成。いやー、思いの外時間がかかってしまった。危うく青虫シソペーストを作るところだった…。

で、この話はここでは終わらないのでありました。

ペースト完成後、シソが入っていたビニール袋の中に、さっき放したのよりも大分大きな青虫が一匹死んでいるのを見つけました。可哀想に、と思いながらその日はでかけてしまい、袋と青虫君はそのままに。その後もバタバタしていて、青虫君は死骸のまま放置されていたのです。

青虫君を初めて認識してからすでに3日くらいが経過したある日、流しでコップを洗おうとしたところ、目の前を悠然と歩いていく大きな虫が一匹……ぎゃぁぁぁぁぁっ!!
よく見たら、袋の中のひからびた青虫がいません。お、おまえ生き返ったのか…。たしかに流しには水はあるし、水分を得て生き返ったのでありましょう。強靱な生命力です。

かわいそうになって、シソ…はもうないので、冷蔵庫から白菜を取り出し、芯を切ってそこに青虫を載せてみました。そうしたら、ものすごい勢いで白菜をむさぼりくうではありませんか。おなか空いてたんだねえ、よかったねえ。子どもの頃、学校の授業で飼っていた蚕を思い出してしまいましたよ。そういえば蚕も、大きくなるとものすごい勢いで桑の葉っぱを食べてたよなあ。

大きな青虫君も外の植え込みに逃がして一件落着。せっかく生き延びたんだから、元気にチョウチョになるんだよ〜。

※写真はイメージです :D

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