ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

たねや「本生水羊羹 棹」

最近かなりびっくりした水ようかんをご紹介。滋賀の誇る和菓子屋さん、「たねや」さんの本生水羊羹です。

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本生水羊羹 棹。1本1000円くらいだったと思います。プラスチックの筒に入っていて、両端のキャップを取ると、つるんと出てくるようになってます。

何が驚いたって、この水羊羹は1カ月くらい日持ちがするんですが、和菓子屋さんで売ってる当日限りの水羊羹に負けないおいしさなんです。こしあん&蜜の上品な甘さもいいんですが、なんといっても出色は「水を閉じこめている」ような食感、のど越し。口の中でサラッと溶ける……。

ほんとに、こしあんのなかに水を閉じこめたような味なんですよ。うあ〜ん、おいしい〜♪
これが1カ月保つなんて、画期的だなぁ。凄い。

付いてきた紙には「本生製法」と書いてありました。曰く、

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「本生製法」とは、餡にかける熱を極限まで少なくし、小豆本来の風味と旨みを逃す事なく仕上げる製法をいいます。豆を炊きあげ、水羊羹に仕上げるまでのさまざまな工程を分刻みで調整しながら余計な熱がかからないようにし、炊きあげた水羊羹をすぐに充填します。
実はこの工程に「本生製法」の所以があります。一般的な水羊羹は充填後、日保ちをさせるためにさらに100度以上の高温で熱をかけ仕上げます。その結果、水羊羹は焼けてしまい小豆の風味がなくなります。たねやの本生水羊羹は無菌室でホット充填を行うことで、充填後の高熱処理をせず、水羊羹本来の作りたての美味しさを手軽にご賞味いただけることに成功しました。
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とのこと。日持ちがする水羊羹っていうと、お中元にいただくような丸い缶詰めしか知らなかったのですが、あれは日持ちのために高熱をかけてるんですかね。そのせいかどうかは分かりませんが、和菓子屋さんで買う当日限りの水羊羹とはまるで別物だなあと思っていました。

ここを見ると、私が買った棹タイプのほかに、カップタイプもあるみたい。日持ちするとは思えないおいしさの水羊羹、また見かけたら買っちゃいそうです。