morioさんの日記に触発されて、雑誌「東京人」の6月号を買ってきた。特集タイトルは「東京100景」。
特集のメインは各人が思うテーマ別の東京の景色10選や、荒木経惟と吉増剛造の対談「風景は情が入って景色になる」。なるほど、うまいこといったタイトルだ、と思いながら読んだ。荒木経惟が吉増剛造を案内しながら新宿の街の写真を撮るのだけれど、新宿御苑の写真の中に、とらこさんのblogを読んでむちゃくちゃ気になっていたところが出てきて、「アラーキー、やるじゃないか」などと思ったり（何様？）。
辛酸なめこの「待ちあわせ10選」もよかったし、どなたか忘れたけど「イルミネーション10選」もよかった。イルミネーションといえば、首都高速を走っていて、新木場のあたりを通過すると、ぶわっと明るくなるのが光の洪水みたいですごく好き。今度写真撮ってみようかな。
最近撮ってなかったけど、以前私は、よく街の（東京の）風景を撮っていた。上の2枚はどちらも、2006年に撮った写真。たった2年前の写真だけど、もうどちらも撮ることができない写真。ゴジラはまだ日比谷の広場に立ってるけど三信ビルはもうないし、0系新幹線はもう万世橋にはいないもの。
ほんとは東京の景色だけじゃなくて、街の人の写真も撮っていた。ただ、ある人に強く批判されたことがあってそれもやめてしまった。でも、今にして思うのは「やはり撮っておいた方がいい」ということだ。そのとき私の目に映ったものは、そのときにしか撮れないのだから。
結構気に入ってる写真。森タワーの展望台です。六本木ヒルズも、すっかり東京の街になじんだよね。
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今からでもいい、遅くない。私なりの東京100景を撮ろう、と思う。
