続・味噌松風なるもの〜松屋常磐(まつやときわ)
京都の味噌松風といえば、松屋藤兵衛に負けずに有名なのが、「松屋常磐」さん。京都御所(&はてなオフィス)の近くにある老舗のお菓子屋さんです。松屋常磐でも、「味噌松風」を買ってきました。写真はこちら。
なんかぽやーんとした感じに写っているのは、私がピントを合わせて撮れなかったから……ではなく、不器用な私がきれいに切れなかったため(上のゴマを振ってあるところが、包丁にくっついてはがれてきちゃうの……)。こちらの味噌松風は、自分で好きなサイズに切るようになっているのですね。精いっぱいごまかして撮ったのがコレ、というのが真相。嗚呼、お恥ずかしい。
一言に「味噌松風」といっても、お店によってかなり味が違うのです。松屋藤兵衛さんと比べると、松屋常磐さんの味噌松風は、より“カステラっぽい”味。優しい甘さで、万人受けしそうなおいしいお菓子でした。でも個人的には、松屋藤兵衛の大徳寺納豆入りの味噌松風のほうが、一癖あるというか大人っぽい味で、より好みかも。
そうそう、松屋常磐さんは、店構えも印象的だったのでした。
黒くぴかぴかに磨かれた石の壁と、ピシッと白いのれんが好コントラスト。印象的だったんで何も考えずに写真を撮ったのですが、家に帰ってから調べたら、「白いのれんは御所御用達の店に許されている」ということを知って、ますます「京都凄い!」の意を新たにしたのでした。しつこいようですけど、東の田舎者にはこういうことの一つ一つがものすごく新鮮で眩いのです……
もう一つ、家に帰ってきてから知ったこと。松屋常磐さんは、味噌松風だけでなく「きんとん」も有名なのだそう。きんとんは月替わりで、予約分のみの販売、日持ちは1日だけ。茶席用の生菓子として販売されているもので、箸で持つのが難しいくらい柔らかいものなのだとか。うわぁ、ちゃんと調べて予約しておけばよかった……(涙)。しかもしかも、1月にははなびら餅もあるんですって。この花びら餅がまた、「そんなの見たことない!」という衝撃のルックス。詳しくはあんころりんさんのサイトをご覧下さい→☆
というわけで目的通り黒みつだんごを食べてあぶりもちを食べて味噌松風を買って大満足、だったのですが、とことんあんこには縁がない京都和菓子ツアーだったのでありました。いや、和菓子ツアーじゃなくて若冲ツアーだったはずなんだけど、blogに書くとこうなってしまう、という^^;; うーん、きんとん食べてみたかったよう。次回京都に行ったときは、わすれずにきんとん予約したいと思います……。