「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」って、そんなこと聞かれても……(笑)@東新宿
●ものすごく店名が気になる店
人間ドックで久しぶりに大久保に行ったある日。「そういえば、前から気になってたあの店が近いんじゃないか?あの変な店名の……」というわけで、終わったあとに行ってみました。変な店名?と思ったあなた、こちらをどうぞ。
「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」って、そんなこと言われましても……って店名ですよねぇ(笑)。変わった店名に、このゴチック体。あるお店を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。そうです、池袋のこの店のこと。
関連: カレーは飲み物。@池袋 - ayanologはてな館
池袋のカレーやさん「カレーは飲み物。」と同じ系列のお店です。店名のあとに「。」が付くところまで一緒だ(笑)
お店に到着したのは11時過ぎくらいでしたが、まずまずの入り。これはお昼時は賑わいそうだなあ。こちらのお店の看板メニューは「肉そば」と「鶏そば」。迷ったのですが、券売機の左上にあるのが一番のおすすめだろう……と思って肉そばをチョイス。あ、量が「大盛・中盛・小盛」から選べて値段が同じなのも、カレーは飲み物。とほぼ同じです。
「かなり盛りがいいので、女性は"小”推奨」とは聞いていましたが、私の場合、蕎麦は別腹。「大盛りでもいけるかな-」などと思いつつも、人間ドックで飲まされたバリウムでおなかが張ってたので中盛りで。
●予想外につゆがあまい!蕎麦好きよりむしろ、ラーメン好きに受けそうな気がする
ということで、肉そば 中盛です。どんぶりが二つ、片方には表面にラー油を張った、何も具が入っていないつゆ。冷たいです。もう一つのどんぶりに入っているおそばも冷たくて、ゆでたて。そばの上にはネギとゆでた薄切り肉がたっぷりとのり、これまたたっぷりの胡麻と海苔が載っています。
食べてみると、ちょっと意外な味でした。麺は太くて固くてちゅるんとしていて、日本蕎麦というよりはちょっと……いや、かなり冷麺ぽい食感です。蕎麦ってツルツル食べるものだと思っていたのですが、これはモグモグ、ワシワシ食べる感じ。蕎麦の味もそれほどしないし。そして、なんとなく辛いつゆを想像していたのですが、つゆはかなり甘いのにまたびっくり。ラー油も全然辛くないので、辛党なら卓上のラー油や七味で辛さ増強しながら食べることになると思います。
味に飽きてきたら、途中で卓上の揚げ玉&生卵をつゆに投入すると味が変わります。甘く(つゆとは別の甘さ)マイルドになって、これはこれでおいしい。蕎麦を食べ終わったら、魚粉を入れてそば湯をいれて飲みましょう、と書いてあります。
いやあ、面白い店でした。これは日本蕎麦としてはかなり異端と思うなぁ。どっちかというと、蕎麦で作ったつけ麺、って感じかも。つけ麺好きには受けそうな気がするので、むしろラーメンオタクの人の感想を聞きたい気がします。
☆なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 東京都新宿区大久保1-3-22 ヴァンヴェール新宿 TEL:03-6302-1178 営業時間:11:00~/17:30~ 日曜休
●おまけ 大久保~東新宿が異国過ぎる件
このお店、最寄り駅は東新宿駅からなのですが、新大久保からでもそんなに遠くないです。今回、新大久保から東新宿にかけて歩いてきたのですが、そのときの風景があまりに異国すぎて「ここは東京か?!」という気になったので写真でも。
駅前には「韓流百貨店」
まちがいなくHobson'sの許可は取っていないと思われる「ホブソンズ・クレープ」
大久保から東新宿まで、もうずーっとこんな感じ。看板もハングルだらけ。「ここは本当に東京なんだろうか。ソウルに迷い込んだんじゃないだろうか」と思うくらいでした。いや、もちろん頭じゃ分かってるんだけど、改めてすごいなぁ、って。