東京から2時間のブラジルで本場のシュラスコを食べてみた@プリマヴェーラ
リオデジャネイロ・オリンピック、終わっちゃいましたね。いやー、すごかったですねぇ。毎日メダルラッシュ。日本の真裏でやっているオリンピックということで、平日はとても試合観られず(会社員だもんで……)。毎朝、試合結果を知らせるニュースアプリのプッシュ通知で目が覚める毎日でした。
と、リオの話から始めてみましたが、すみません、すっかりブログ更新しそびれてました。前回、東京から2時間でいけるブラジル、群馬県の大泉町に行ってきた話を書き、後編に期待!と書いたまま放置プレイすること2週間。今日こそ後編です。前編をまだ読んでないよ、という方はこちらをどうぞ。
さて、大泉町を散策した私たちは夕飯を食べることにしたのです。ここまで来たらやっぱりアレ食べたいよね……と向かったのは「プリマヴェーラ」。ブラジルの名物料理、シュラスコのお店です。
シュラスコとは、ブラジル版BBQと言いますか、ブラジル式焼肉といいますか……という料理。日本人はシュ「ラ」スコと言いますが、発音としてはシュ「ハ」スコが正しい、らしい。
塩をした塊肉を串刺しにして炭火で焼き、ウェイターさん(シュラスケイロというそうです)がテーブルにサーブしてくれるので、好きなだけ肉を切ってもらって食べる、という趣向です。肉の種類は牛や豚や羊やソーセージなどいろいろいろ。シュラスケイロさんがやってくると、こんな感じ。
大泉町、調べてみるとシュラスコが食べられるお店はいくつかあるようです。それこそここで紹介したスーパー「タカラ」の入り口横にあるカフェというかレストランというかのスペースでもカジュアルな感じでシュラスコ食べ放題メニューがあったし。
友人はシュラスコ初体験ということで、今回はシュラスコ専門店を探して行ってみることにしました。前編に貼った地図で、黄色く囲った右下のあたりにある「プリマヴェーラ」というお店です。
プリマヴェーラ、私が行ったときのメニューは「シュラスコ フルコース」という食べ放題コース一本のようでした。お肉の種類は9種類、食べ放題で3280円。テーブルでサーブしてくれるお肉のほか、サラダバーのようなビュッフェとソフトドリンクバーが付いており、それも込みの値段です。
ビュッフェコーナーはこんな感じ。サラダや煮物、カレーなどいろんな料理(ブラジル料理も日本料理?も)あります。ここでお腹いっぱいになってしまうと肉が食べられないので私はサラダ以外あまり手を付けないんだけど、シュラスコに行くと必ず食べるのがこれ。
フェジョアーダ。黒っぽい豆と肉を煮込んだ料理で、ブラジル家庭料理の代表ともいえるものらしい……というのは、昔、角野栄子さんの本で知った知識。お店によって味がけっこう違うので食べ比べるのが密かに楽しみなのです。上にかけてあるのは、マンジョッカ(キャッサバ)という芋の粉を炒めたものだそう。
さて、いよいよお肉を食べますよ~!
1種類目、ガーリックステーキ。どうしてもぶれちゃって困った。ニンニクと塩のシンプルな味付けの赤身肉です……と思ったけど「牛バラ」とも言ってたなあ。
2種類目は、豚バラ。写真のように、カットしているところをお客がトングで受け取って自分のお皿に移し、食べます。これ、肉汁ジューシーでおいしかった!*1
3種類目、ハツ。こういう小さいお肉も串に刺さって出てきます。真ん中の穴は、ちょうど串のふとさってこと。串が太いというかハツが小さいというか。
こちらのお肉、ポルトガル語で行っていた名前が全然聞き取れず……その後の説明を要約すると、牛の熟成肉だったみたいです(4種類目)。
カットしたところ。外がカリカリに焼けててすごくおいしい!
フィレだったかな(5種類目)。焼き加減が絶妙です。基本的に味付けは全部「塩+炭火焼き」なんだけど、部位によって味が全然違うものだなあと感心しながら食べる我々
肉ばかり注目しがちですが、実はかなりおいしいのが「ソーセージ」(7種類目)。これおいしかったなあ。ブラジルのみなさんのソーセージへの愛は相当みたいで、スーパーにもものすごく大量&多種類のソーセージが並んでいたのを思い出します。
他に、手羽もとも食べました(8種類目)。骨の周りの肉って、おいしいよね。軟骨までぱりぱり行けちゃいます。
ピカーニャ。多分「イチボ」と呼ばれる部位だと思います(9種類目)。これ!すごく!おいしい~!!!(←気に入ったらしい)
ラストはサーロイン。あれ?10種類目だ。ソーセージは肉9種類に入らないのかな?こちらもおいしいんだけど、大分お腹いっぱいになっていたのと、直前のピカーニャがおいしかったので感想があまり浮かばず……。
さて、こんな感じで肉9種類?10種類?(実は私の記憶も曖昧で、最初写真と付き合わせてブログに書きだしてみたときは肉+ソーセージで12種類あった)を堪能したわけですが、ノンノンノン。これで終わりではないのだよ。シュラスコのもう一つのお楽しみがこれ!
じゃーん。焼きパイナップルです!丸ごとパイナップルが串に刺さって、肉と同じく炭火で焼かれているという、シュラスコならではの果物の食べ方。しかもここのは周りにシナモンシュガーがまぶされていてホントにデザートみたい。
私、「酢豚にパイナップルは要らないんじゃない?」派なのですが、これは大好き。味としてもおいしいし、パイナップルを食べると肉続きの口の中がさっぱりして「もうちょっとお肉食べようかな」という気持ちになれるんですよ。シュラスコに行ってこれを見かけたら、ぜひ食わず嫌いしないで食べてみてほしいです。
パイナップル+シナモンシュガー効果でやる気がでて、もうちょっとお肉を食べることに。2週目は好きなやつだけ頼めるので、ソーセージとかイチボとか特に気に入ったものをリピートして楽しみました。はぁぁあぁ、おいしかった&楽しかった。ブラジル人街遠足の締めくくりとしては、最高のディナーでありました。
もう無理!というくらいお肉を食べて、上にも書いた通り1人3280円。バルバッコアグリルなど都内の有名店で夜シュラスコを食べると1人5000円台+ドリンク代というイメージなので、さすがにこちらは安いなーと満足したのでありました。プリマヴェーラ、お勧めです!店員さんが日本語あまり通じなかったりするのも異国気分で楽しい。
そんな感じで群馬県南部をいろいろ楽しんだわけですが(かき氷を食べた話はそのうちトーキョーウジキントキでかきます)、実はこのほかにも面白いところを見つけたので、その話も近日中に書きます!書きたい!書けたらいいな……(弱)
☆Primavera(プリマヴェーラ)〒370-0517 群馬県邑楽郡 大泉町西小泉3丁目2−15 電話:0276-62-8607 月曜休
*1:んですが、調子にのって二回続けて食べたらちょっと胸焼けしました。おいしいからって食べ過ぎ禁物……^^;;