ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

ライコネン、優勝おめでとう!!!!!!

毎週月曜日は早起きして朝っぱらから仕事をしていることが多い。午前中から会議があるから、無茶はできない……んだけど、観ずにはいられませんでしたよ、F1最終戦のブラジルGP。

ミハエル・シューマッハが引退した今年のF1は、本当〜〜〜に面白かった。すっかり悪役になっちゃったワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソ、驚異の新人ルイス・ハミルトン、速さには定評があるが、今まで何度となく優勝争いで涙をのんできたキミ・ライコネンの三つ巴の争いで、最終戦のブラジルGPまで誰が優勝するか分からなかったのだ。下馬評ではハミルトンが最有力候補と言われていたようだが、個人的には「アロンソが優勝するんじゃないか?心情的にはライコネンに勝ってほしいけど、さすがに無理だよな……」と思っていた。

ところが、一番不利だったライコネンが、まさかまさかの大逆転V。もう嬉しくて嬉しくて深夜なのに大喜びしてしまった。ハミルトンファンには申し訳ないが、ギアボックストラブル?でハミルトンのマシンがシュルシュルと減速していったシーンには、ガッツポーズをしてしまったくらい。

チェッカーフラッグを受けたとき、いつもクールなキミにしてはちょっと腕の動きが大きかった。そしてその後のインタビューで、テレビ画面に釘付け普段。キミが、キミが歯を見せて笑ってる……!!

今まで「ツンデレ」って理解できなかったけど、初めて理解できた気がする……。キミのことはドライバーとしては好きだったが、異性として魅力を感じたことはなかったはずなのに、普段は無愛想なキミの笑顔を観ていたら、思わずきゅんきゅんしてしまったよ(笑)

以下、かなり個人的な思い出話なので、F1好きの方以外はスルー推奨。

今でこそ年間全レースをテレビ観戦しているし、実際に見にいったりもするようになったが(モナコ、鈴鹿)、F1を見始めたのは21世紀になってからで、セナも亜久里もジルもヒルも走る姿は再放送でしか見たことがない。

私がF1を見始めた当時はミハエル・シューマッハが一人ぶっちぎりで速かった頃だった。一応ジャック・ビルヌーブミカ・ハッキネンもいたけれど、皇帝シューマッハの連覇は止められなかった。そんな状況下でもシューマッハを好きにならずにハッキネンを応援していたのはおそらく、もともと巨人とか千代の富士的なものを好きになれない性質であることに加えて、私にF1の手ほどきをしたKが「ぶつかって勝つようなヤツはチャンピオンとはいえない」と口癖のように繰り返していたためだと思う。

最初は正直、「おつきあい」って感じで見始めたF1だったが、ファン・パブロ・モントーヤライコネンの登場で、本当に好きになった。一番好きだったのはモントーヤだったが、ライコネンの走りもとても好きだった。「モントーヤかキミのどっちかが、きっとシューマッハを倒して次世代のチャンピオンになるに違いない」と当時の私は思っていた。

モントーヤライコネンの二人に共通するのは、時に鬼気迫るというか何かが取り憑いたような速さを見せること。本来のマシンの性能を超えて、他のマシンを追い抜く感じがして、観ていると本当にわくわくする。あと一人付け加えるなら、佐藤琢磨かな。

逆に好きじゃないのは、“自分が先頭にいるときだけ速い”タイプ。勝つときはいつもポール・トゥ・ウィン、他のマシンを抜いてるシーンを観た記憶がない、ってパターンですな。典型的なのはマッサ、あとラルフ・シューマッハも同グループかも。それともう一つ、淡々と走り、プッシュするときにはきっちりプッシュして時間を稼ぎ、賢く走って勝つタイプもあまり好きではない。ミハエル・シューマッハ、ハミルトンはこのグループかも。勝つためにはもちろん賢くなきゃいけないし、すごいドライバーだとは思うんだけど、しかし観ていて応援したくならないのだ(ファンの方には本当に申し訳ない)。

そんな感じでモントーヤ&キミのおかげでF1の面白さに目覚めたのだが、彼は不幸な形でF1を去り、NASCARに行ってしまった(さすがにNASCARは観ていなくて、たまにネットで結果をチェックするくらい)。モントーヤが去ってからは、キミと琢磨が一番好き、だったんだけれど、実際にシューマッハを追い落としたのはキミではなく、アロンソだった……。アロンソもとても才能があるドライバーだと思うけれど、しかしなぜかあまり応援したくならないんだよねえ。

とまあ、そんなわけでえらく長くなってしまったのだけれど、何度も優勝争いに絡みながらタイトルを取れなかったキミの優勝はホントにうれしかった。何も考えずに書き殴っていたらオチが付かなくなったので、最後に写真を貼ってごまかそう。2005年の鈴鹿で、水煙を上げて走る予選のキミ・ライコネンです(この時の決勝、キミの走りは神がかっていたよなぁ〜)。キミ、ホントにホントにおめでとう!!!!

Kimi Raiconen (qualify, Saturday)

※私より遙かに長いF1観戦歴を誇る、morioせんせの熱いエントリも併せてお読みください♪