ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

大原麗子さんの訃報に思う

押尾学酒井法子で大騒ぎだった8月ですが、個人的に最も驚きが大きく、かつしみじみ寂しかったのが、女優・大原麗子さんが亡くなったというニュースでした。老いた母親の面倒を見て、自身も闘病中だったとか。亡くなってしばらく経ってから発見されたということで、飯島愛さんのときを思い出してさらにしみじみしてしまいました*1

彼女のセリフというと「少し愛して、長〜く愛して」が一番有名だと思うのですが、私が今でもよく覚えているのは、これではなく、ほかのセリフ。


森進一と離婚したとき、その理由を「うちには男が二人いた」と説明していたのが、子供心にすごく印象深かったんですよね。要するに、森進一も、大原麗子も、二人とも仕事を大事にする“男”では家庭はうまくいかない、一人は外に出て稼ぐ男であり、一人は家を守る女でないと結婚生活など長続きしないのだ、ということ。当時の私は男の子みたいな女の子で(見た目も性格も)、「私も将来仕事第一と思う大人になったら、きっと結婚なんかしてもうまくいかないんだ。いやそもそも、私みたいな女を嫁にもらおうと思う奇特な男性が現れるわけがない」と妙に納得していたのを覚えています。

その後成長して、ルックスは別に男っぽいことはなくなりましたが、性格はやっぱり女らしくはならなかった。仕事第一と思う大人にも(自分の予想通り)なってしまった。でも世の中が変わりましたよね。今は女が仕事第一でも誰も驚かない。いい世の中になったと思います。大原麗子さんがあと20歳若かったら、主夫として家を守ってくれる男性と結婚できたのかもしれない……。


きれいな女優さんはたくさんいますが、「きれい、かつ声がかわいらしい」といったら大原麗子さんがやはりダントツでNo.1だと思います。彼女が活躍してた頃は私は子供だったけど、テレビに出てるとつい見ちゃう、好きな女優さんでした。そういえば『浮浪雲』がドラマ化されたとき、主演がビートたけしと大原麗子だって聞いて、「かめさんは不細工って設定じゃなかったっけーー!?」とものすごく驚いた記憶。でも実際ドラマ版の浮浪雲、見てみたらなかなか良くて(やっぱり大原麗子が好きだったんだな、私)、結局毎週見てた記憶があります。あと、大河ドラマの『春日局』!もう一回見たいなあ。再放送しないかなあ。

それにしても……安らかにお休みください。リンク先は、タモリ、紳助と共演していた「今夜は最高!」です。昔のテレビはお金も手間もかけて作ってたねえ……→

*1:飯島愛さんが亡くなったときには訳あって私にはいろいろ思うところがあり、ショックだったのですが、この話はまあ、直接お会いしたときにでも。