松茸をおなかいっぱい食べた話
温泉(宿)に求めるものって、人によって違いますよね。もちろんあらゆる角度で満点ならベストだけどなかなかそうはいかない。心配りが行き届いた宿がいいとか、お食事がおいしいところがいいとか、お湯がいいところがいいとか。
私は宿泊施設の善し悪しはあまり気にならなくて(おんぼろ宿でも割と平気)、泉質が気になるタイプ。草津とか万座とか、近くに行っただけで町中がぷんぷん温泉の匂いがするような温泉が好きなんです。逆に、温泉地として有名でも、お湯にあまり特徴がないところは自分から行こうとまず思わないんですよね。……たとえば、石和温泉とか*1。
ここまでは長い前振り。ある日、親が行きたいというので石和温泉にドライブに行ってきました。
ホテルH、温泉旅館の松茸尽くしコース。お風呂に入ってお昼を食べて1万円くらいだったかなあ。写真の松茸尽くし、おいしかったです。「ちょっと香り弱い?」と思わなくもなかったけど、どのお料理にも全部松茸が入っていたのにはびっくり。天ぷらみたいに丸ごとのお料理も多かったし。なんかもう、一年分以上の松茸を一日で食べた気がする。そんなわけで、大変満足な松茸尽くしコースでした……が。
この宿には大きな風呂が二つ。食事の前後に一つずつ、両方入ったんだけど……うーむぅぅぅぅ。お目当てはお風呂じゃなくお料理だったとはいえ、これは……。
「ワイン風呂」は盛大なバスクリン風呂だったし、露天付きの大浴場はなんというか実に入りづらい(特に岩風呂が……寄っかかれなくて入ると疲れるお風呂ってどうなんだろう)し。「目当ては松茸だったんだからいいじゃない」と母は言うものの、なんだか納得いかなくて。
結局、もうお風呂はいいという家族を説得し、かなり強引に「ほったらかし温泉」に連行したのでした。前回はかなり寒いときに行ったので、再訪できて私は満足。……だったんだけど、この日のほったらかし温泉はかなり混んでいて、あまりお湯がどうこういうムードでもなかったんですよねえ。
帰りはETC1000円の大渋滞に巻き込まれ、ぐったり疲れて帰京。のんびりしにいったんだか、疲れにいったんだか……という感じの山梨日帰りドライブだったのでした。やれやれ。
*1:石和温泉が大好きという方、これ見てたらごめんなさいごめんなさい!!