ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

珈琲館のストロベリーホットケーキ

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たまに食べたくなる(1年に1回くらい?)珈琲館のホットケーキ。ストロベリーホットケーキなんていつのまにできてたんだろう〜。単品で530円、セットで850円だったかな?

ほどよい厚さに焼いたホットケーキの上に、軽く加熱した苺ソースがかかっています。おいしい♪ 「そうそう、見た目より意外と切りにくいホットケーキなんだよなー」なんて思いながら、キコキコとホットケーキにナイフを入れていました。

「ホットケーキ食べたい、しかもお手軽に」というときには、珈琲館に行きます。ロイヤルホストが近所にあれば、きっとそちらに行ってしまうと思うんですけどね〜。

珈琲館

紀の善の粟ぜんざい

辛いモノについて書いたので、今度は甘いモノの話。ここ1〜2カ月撮った(食べた)甘いモノをまとめてご紹介します。パソコンの中の写真を放出、ともいう。

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神楽坂・紀の善の粟ぜんざい(840円)。ふっくら炊いた粟(あわ)の上に、上品な甘さのこしあんがかけてあります。これ、大好きなんですよね。飯田橋に用事があったある日、「ああ、もうすぐ終わっちゃう〜」と思ってついつい寄ってしまいました。メニュー見てたらほかのも魅力的だったけど、冬だけの商品なのでやっぱりこれを選択。

★紀の善 東京都新宿区神楽坂1-12 TEL:03-3269-2920 営業時間:11:00〜21:00(月〜土)、12:00〜18:00(日祝)、第三日曜休み

月曜の朝っぱらから(涙)

出勤前に銀行のATMに寄って、お金を預け入れようとしたところ、カードと現金を入れたところで機械が止まってしまいました。

横にあったインターホンで連絡すると、「警備員が行くまで待て」との指示。いや、もう預け入れできなくていいから会社行かせて、と思ったけど、そういう選択肢はまるでナシ。


警備員がくるのを待って、機械直して、預け入れし直すと、またもや全く同じエラー。結局隣のATMで用事を済ませて、トータル30分かかりました…。朝の30分ロスは痛すぎるよ〜。

2台しかATMがない小さな出張所なので、そのあいだには店の外に順番待ちの長蛇の列が。待たされてる人たちは明らかに苛立った目で私のことをジロジロ見て…いや睨みつけていて、いったいこれどんな罰ゲームですか、と(号泣)
そそくさと逃げるようにその場を去りました。

朝はやく行って、会議の前に雑用を済ませようと思ってたので、たまたまふだんよりずいぶん早く出たんですよ。でもそうじゃなかったら明らかに遅刻確定。大遅刻ですよ。

インターホンで話した銀行の人は謝ってたけど口だけ。警備員の人は明らかに段取り悪いし。誰が悪いわけではないけど、なんとなく収まらない気分です。私の30分、返してよ(涙)

谷中の桜

天気が良い週末!外に出かけるときにはLUMIXのLX2がお供です。というわけで今日はご近所写真。

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しだれ桜が咲いていたアパートメント。風流!鉢植え越しに撮ってみた。

Tokyo Sakura 05

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神社の桜。広角で撮るときは、ソメイヨシノよりもしだれ桜のほうが好きかな。構図が作りやすくて。

まだ続く。

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赤坂の桜

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これはある曇りの日、赤坂で撮った桜です。氷川公園からお城の形をしたラブホテルが見えるのですが、なんだか桜の有刺鉄線にグルグル巻きにされてるみたいでおかしかったのでついパチリ。

a cat and a man under the cherry blossom

ホームレスのおじさんに猫がまとわりついていました。おじさん、花粉症なのかなぁ……冬場はホームレスの人を見るとハラハラするのですが(東京も冬の夜は寒いからねえ……)春の昼寝は楽しそうでいいですな。

こんなに桜の写真ばっかり見せられても、飽きますよねぇ……でも、HDDの中にはまだまだ桜の写真がいっぱいあるんですよねえ、どこで放出しよう^^;;

デリー湯島店「カシミールカレープレミアム」

私が愛してやまないカレー屋さん、デリー。東京都内に数店舗ありますが、やっぱり湯島店が一番好き。愛してる。

そんなデリー湯島店で「カシミールカレープレミアム」なるメニューを月曜日限定で出しているときいて、ある月曜日、食べてまいりました。デジカメで撮った写真がどうしても取り出せないので、残念ながら写真ナシです。

カシミールとは、デリーで最も辛いカレー。そのカシミールがベースになっている限定カレーです。どのへんがプレミアムかというと、中のチキンがさつま赤鶏という地鶏で、じゃがいもがインカのめざめなんですね。

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陳健一の麻婆豆腐

最近わたし、すっかり「辛いのに強いヒト」というイメージが定着したらしく、たまに「一緒にxx食べに行こうよ!」と誘われます。xxのところには辛い料理が入っていて、同行者はあまり辛くないものを食べて、私がxxを食べられるかどうか見て楽しむ、という趣向。

そんな感じで先日誘われて行ってきたのが「陳健一麻婆豆腐店」。麻婆豆腐の専門店です。メニューは辛い順に「正宗麻婆豆腐」「陳建一麻婆豆腐」「小人麻婆豆腐」とあり、私は「正宗麻婆豆腐をさらに辛く」とオーダーしたものをいただくことになりました。

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これが正宗麻婆豆腐(+辛め)だ〜。1050円でライス、スープ、漬物、デザートの杏仁豆腐が付いてきます。

お味は大変おいしゅうございました。唐辛子もだけど山椒がピリピリ効いてます。しかも素敵なことに、卓上にも自分で削るタイプの山椒が。香りを足す用と刺激(辛さ)を足す用と2種類もありました。素敵♪

……と、余裕の発言をしていることからも分かるとおり、辛さはそれほど大したことなかったです。でもねえ、辛くしてない普通の正宗麻婆豆腐のほうが、味のバランスはいいと思う。辛めにすると、唐辛子ペーストが入りすぎて、全体の味のバランスが崩れてしまうみたいです。

いろいろ書きましたけど、でもおいしくいただきました。最近は山椒が効いた麻婆豆腐が食べられる店が続々増えて嬉しい限り。やっぱり麻婆豆腐はおいしいなぁ。

陳健一麻婆豆腐店 東京都江東区木場1-5-10 深川ギャザリア ロータスパーク1F TEL:03-5857-2164 営業時間:11:00〜22:30、無休

梅佳代は若き日のアニー・リーボヴィッツかもしれない

映画を見終わったあと、いろんなことを考えていました。「(ヴァニティ・フェアの表紙に代表される)コマーシャル写真と、単身でロックスターのいる現場に潜り込んで撮った写真と、どちらが彼女の代表作なのだろう」とか、「彼女自身に、自分の代表作を選んでもらうとしたらどれを選ぶんだろう」とか。

で、キース・リチャーズが語るアニーについてのコメントを思い出していて、ふと頭に浮かんだのが梅佳代さん。2006年の木村伊兵衛写真賞を受賞した若手写真家です。「うめめ」はかなりヒットしたし、「情熱大陸」に出ていたのを観た方もいるのでは。彼女について紹介されたテキストとしては、私はデジカメWatchのこれが好き→

若き日のアニーの特徴として語られる、被写体に溶け込んで撮られていると思わせない(=意識させない)、人には見えない場面が見えていてそこを写真にする、眼がいい、というポイントを列挙していて、連想したのが彼女の名前だったわけです。梅佳代もまさにそういう写真家だから。

うめめ
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4 時代ニーズにマッチした、独特のセンス
2 大丈夫か?日本、、、
4 爆笑写真群
5 細かい突っ込みどころ満載
4 よく撮ったなぁ...と感心

男子
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5 素朴で平凡で幸福な少年期
5 無敵男子!
4 男子の母
3 うめかよおそるべし。これから楽しみ!
5 お気に入りのアルバムのような

仕事で撮る写真というのには、一定のセオリーというか、定石の「撮り方」があります。ブツ撮りなら光の当て方、角度とか。人撮りならポーズの付け方、表情とか。自分でそれを全て編み出すのは大変なことだけど、師匠について撮り方をマスターすれば、実は場数を踏めば才能がなくてもある程度は撮れます(なんて、アマチュアの私が言うと批判されそうだけども)。

情熱大陸の中で、優香を撮るシーンが出てくるのですが、梅佳代は優香に「こっちおしりむけてー。あのな、おしりとらなあかんのやって。はい、おしり」といいながらグラビア風の写真を撮ります。で、その出来がかなりヒドイ。それは多分、グラビアにはグラビアの写真の作法というのがあるのに、彼女がそれをマスターしていないから。さらにいうなら、「こういうのがグラビアのいい写真」という理解が彼女の頭の中になく、「いい写真を撮ろう」と思っていないからひどい写真ができあがる。

インタビューされる人の素を引き出す写真は、彼女の天性のもの。今は「眼の良さ」勝負で彼女は写真を撮っているわけですが、今後も写真でごはんを食べていこうと思うなら、きっと何らかの「商業写真」を撮らなくてはいけない日がやってくる。

ローリング・ストーン誌でマンネリに陥っていたアニー・リーボヴィッツがビア・フェイトラーに出会って転機を迎えたように、梅佳代にも誰か、師となる人が現れる必要があるのではないか、と勝手ながら思いました。「作り込む写真」「商業写真」に取り組む日が来たら、おそらくその過程で何らかのブレイクスルーがあって、新しい段階の梅佳代写真が生まれるのかもしれないなぁ、と。評論家でもなんでもないのにこんなこと書くのは気が引けるんですが、でも彼女の「眼の良さ」を、「面白い写真」に留めておくのはもったいないなあと思うんですよね……。

「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」

ちょっと前の話になりますが、zoomaniaさんにお勧めされていた映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」を見てきました。アニー・リーボヴィッツジョン・レノンオノ・ヨーコの写真(ジョンが暗殺される数時間前に撮られたモノ!)や、デミ・ムーアの臨月写真などで有名なアメリカの女性写真家。彼女の名前を知らなくても、写真は観たことがある人が多いんじゃないかな。

彼女の被写体になったことがある“超”が付くほどの有名人が続々登場して話をする、そのラインアップだけでも一見の価値有り。写真(家)を主題にした映画は、“大画面スライドショー+BGM”や“淡々としたドキュメンタリー”になりがちで、「写真はいいんだけど、暗いところで見ていると眠くなってくるんだよね」的な映画が多いのですが、この映画は眠くならない、それだけでもよくできている(笑)。

アニーの妹である、バーバラ・リーボヴィッツが監督しているのですが、彼女(たち)が子供のころのホームビデオや写真がちりばめられていたりするあたりは、さすが妹ならでは。

この映画では、彼女のキャリアを大きく3(4)段階に分けて紹介しています。

  1. 第1段階(前半):ローリング・ストーン誌の表紙を撮っていた頃
  2. 第1段階(後半):ビア・フェイトラーとの出会い
  3. 第2段階:ヴァニティ・フェア誌へ移籍
  4. 第3段階:スーザン・ソンタグとの出会い

第1段階の前半、彼女の強みは「被写体(のいる環境)に溶け込むこと」と「天性の眼」だったようです。若い女性カメラマンとしてロック界の数々の大物にかわいがられ、ローリング・ストーンズの全国ツアーに完全密着。バックステージで“素顔の彼ら”を撮った写真を発表。ローング・ストーン誌の当時の編集長やキース・リチャーズは彼女について、こう語ってます。「あのころのストーンズに付いていくなんてとんでもない。やめろといったのについて行ってしまった」「アニーはいつのまにか溶け込んでいた。空気のような存在になっていた」「アニーにはほかの人には見えない絵が見えてる。彼女はそれを写真に撮る」

ロックの世界のカメラマンとして一定の地位を確立したころ、彼女はエディトリアルデザイナーのビア・フェイトラーに出会います。ビア・フェイトラーが教えてくれたのは、「写真のコンセプトを考える」ということ。天性の眼とカンで撮っていたアニーは、観る者に被写体の特徴やコンセプトを伝える写真作りを意識するようになるんですが、この手法がかなりベタなんですよ。BLUES BROTHERSの顔を青く塗るとか。真っ赤なバラを敷き詰めた中に女優を寝そべらせる、ただしバラのトゲは全部手で切る、とかね。

30代に入った頃、ファッション誌「ヴァニティ・フェア」が復刊するということで、その表紙を撮るためにアニーはローリング・ストーン誌から移籍します。伝統あるファッション誌が復刊となれば、話題にはなるけど古くささや昔のイメージに引きずられるおそれもある。そこで、パワーがあり、人々の話題になる写真が撮れる写真家(これはものすごい才能だと思う)アニーに白羽の矢が立った、というわけです。

このころから彼女の写真は、(スナップ的ポートレートではなく)作り込まれた商業写真になっていきます。ものすごい予算をかけて、映画のようにセットを作り、その中にイメージに合わせた豪華な衣装をまとわせた俳優を立たせて、演技をさせて写真を撮る。大勢のスタッフを指揮する監督として、作り込まれた商業写真を撮るというスタイルは、カメラ1つ下げて被写体の中に一人飛び込んでいっていたローリング・ストーンズ誌時代のアニーとはまるで別人のようですが、でも個人的には「莫大な予算と、大勢の人を動かして仕事をするのって仕事の大きな醍醐味だよな」とも思う。

このプロセスで、彼女が撮るポートレートの対象も、ロック界スターだけでなくアメリカのセレブリティ全般へ広がっていきます。デミ・ムーアの臨月写真(↓)とかね。

話は少し逸れますが「どのような現場で作品が撮られるのか」が分かるのも非常に興味深い。プロが写真を撮るところを観る機会って、あまりないじゃないですか。特に“人撮り”は相手の気分をどうのせていって、どういい表情を引き出していくかが大事なのだけど、どんなふうに話しかけたり、ポーズを付けたりするのかって、師匠にでもつかないかぎりなかなか分からないので。

で、映画の終盤ではスーザン・ソンタグとの出会いと別れが描かれます。スーザン・ソンタグ、亡くなってたんですね……知りませんでした。彼女が書いた文章は読んだことあっても、写真を見たのも初めてだったし、いくつなのかも知らなかった。若き日のスーザンが知性漂う綺麗な女性だったことも初めて知りました。アニーは彼女の影響で、サラエボに行って写真を撮ったりもしたらしい。50歳を過ぎてから子どもを3人持つなど、仕事だけでなく、プライベートでもパワフルな人なのだなあと感じさせます。

この映画、いろんな意味で面白いです。趣味でも仕事でも、写真を撮る方には是非観ていただきたいなあ。ただこの映画では、彼女の写真家としてのキャリアを振り返るのが主題で、アニー・リーボヴィッツという人物像を明らかにしたり、彼女のプライベートを開陳したりということにはまったく力を注いでいないんですね。だから観る人によっては「結局アニー・リーボヴィッツっていうのはどういう人間なんだ!まったく伝わって来ないじゃないか!」と思うかもしれない。私は彼女自身のプライベートにはほとんど興味がないので充分満足したけれど。

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
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