ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

ここは香港なのかな?と思うような本格的な焼き物をカジュアルに食べられるお店:九段下「錦福 香港美食」

きゃー!気がついたら2カ月もブログ書くのをさぼってたー!こちらの日記ブログはサボりまくりですが、かき氷ブログのほうはまあまあ真面目に書いてる昨今です。

先日はこんな記事を書きまして、結構読まれたようでありがたい次第。

hikakujoho.com

 

かき氷ブログ「トーキョーウジキントキ」、暑いあいだは頑張りますので、読んでいただけますとうれしいです(ここだけの話、自分でドメインとってサーバー借りてMovableType入れてたころに比べると、SEOが下がってしまい、だいぶPV減って寂しいんですよね~。こちらの日記ブログは引っ越してよかったんだけども……)

 

ice.hatenablog.jp

 

さて、前置きが長くなりました。久しぶりに書こうと思ったのは、ブログの更新頻度が減ったこの2年くらい、実はグルメなお友達からのお誘いが増えて、今まで以上においしいお店で食べているんですよね……全部じゃないまでも、いくつかは記録に残しておきたいと思って。

今回紹介するのは、九段下にあるお店「錦福 香港美食」。身の回りの香港迷数名がプッシュしていたので期待して行ったら……期待以上のおいしさでした!ここはなんといっても、叉焼などの焼き物系メニューがすばらしい。シェフは福臨門ご出身なのだそうですよ。

 

まずはお手頃なのは、ランチタイムに出かけて焼き物3種盛り(+ごはん、スープ)をいただくこと。1200円くらいだったかな、極上の焼き物が満喫できます。で、何回かランチに行ったあと、「やっぱり夜も行ってみたくないですか」ということになり、中国・香港通の友人と一緒に食事会をしたときの写真を。

 

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焼き物その1。見てくださいよこのサイコーの照りを……! 

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 焼き物その2。ジューシーな肉の部分も、パリッパリというかカリッカリの皮の部分も極上。最高です。

 

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 焼き物その3。甘くてとろける~。でも適度な噛み応えで食べててたのしい。

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鳥レバーの焼き物。こっくり甘くてパサパサしてなくてこれまた美味。

 

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最初に頼んでおけばよかった、という感じですが……きゅうりの甘酢漬け。甘い肉を堪能したあとに食べるとさっぱり美味。

 

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夜ならではのメニュー。カリカリの何かをまとった海老。香港だとシャコで出てくるやつだけど、これおいしいなあ~!

 

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締めはシンプルなチャーハンで。おお、美味しい!適度にパラパラ、しみじみおいしく、レンゲが止まらない……昼は日本の丸いお米なんだけど、写真を見ると夜はパラッとした長粒米なのかも。

 

四人でこんな感じでいただきました。写真撮り忘れたのがあと1~2皿あったかもですが、だいたいこんな感じです。あまり飲まないメンバーだったということもありますが、一人3000円くらいじゃなかったかな。

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普通の中華料理店と思って出かけると、メニューの偏りぶりに「???」となるかもしれませんが(麻婆豆腐とかエビチリみたいなメニューはもちろん無い)、香港でも最高レベルの焼き物を、街場の中華レベルのお値段で食べられるお店と思えば超リーズナブル。中国料理好きもですが、肉好きの方にもぜひ食べてみてほしいです。

中華の焼き物ってすごくおいしいと思うんですが、日本だと本格的なのを食べられるところは意外と少ない(横浜中華街からも減っている)ので、このお店はめっちゃ貴重だなあと思いました。あと、えび炒めたのとチャーハンが思いがけずおいしかった!(こちらも香港のいいお店の味)

九段下にぽっこり現れた素敵なおみせ「錦福」。家族でこじんまりとやってるお店なので、シェフが気が向いたらorいい話が来たら、すぐ日本からいなくなっちゃいそう……最近の私のかなりお気に入りの店の一つです。おすすめ。

 

 

今年も6/16がやってきた&チョコミントアイスの話

6/16は和菓子の日。そしてむぎとろの日。なぜ知ってるかというと、自分の誕生日だからなんですねー。

…という話を毎年ブログかmixiで書いてるんですが、最近mixiはサングラスの特売場になってるからなぁ書いてもほとんど気づいてもらえなさそう…

まあ、この一年Feelcycleにハマった身としては、6/16はFCの誕生日ですね。そんなわけでFeelcycleは今日(今週末)は豊洲でLUSTER祭り!豊洲組の皆さん、楽しんできてね!
私はLUSTER不参加で、おやき県へ小旅行に来ています。


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キムタクおやきとは…(笑)


さて、この一年の自分を振り返ると
・Feelcycleにハマって自転車ばかり漕いでた
・洋楽しか聴いてない&Apple Music使うようになった
・めちゃくちゃ健康体になった
・汗かきすぎ、代謝良すぎでヤバイ(まさか更年期…?まだだよね…?!)
・映画館で映画を観る回数が増えた
Netflix&Oculus Go、AmazonPrimeのおかげで家でも映画観るようになった
・異動があって勤務時間が減った
・温泉や岩盤浴も好きだけどそれよりサウナ入りたい病にかかった
・チョコミン党に入党した(アイスのみ、普通のチョコレートやその他のデザートは未着手)

というところでしょうか。


新入りチョコミン党員として最近はチョコミントアイスを見かけるとマメに食べてるんですが、目下私の中での順位は以下の通り。


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1. 明治 ザ チョコミントファミリーマート限定)
2. Sweets氷ショコラミント(セブンイレブン限定、最近見ない)
2. ベイクアイススティックミント(森永)
4. ガリガリ君チョコミント赤城乳業

5.明治エッセルスーパーカップ チョコミント(明治)
5. チョコミント カップ(赤城乳業

好みとしては、ミント強めでチョコが甘くなく(ビター寄り)、アイスの乳脂肪分低めでサッパリ氷菓寄りのチョコミントアイスが好きみたいです。

明治のザチョコミント、めっちゃ美味しいのにファミマやサンクスで置いてないこと多い…!もっと売れて普及して、なんなら他のコンビニでも置いてほしい〜!!

 

…と、いうことで、今年もよろしくお願いいたします(ぺこり)

ファミリーマートは、いますぐ台湾ファミマからこのドリンクを輸入するといいと思うの

ニーズがないなあと思いつつ、しつこく続くよ台湾話。今回は台湾のコンビニドリンク、特にファミリーマートのオリジナルドリンクがめっちゃおいしくてビックリしたのでその話を書きたいと思います。

タイトルに書いた通り、わたしの言いたいことはこれに尽きる。ファミリーマートはいますぐ台湾ファミマからこのドリンクを輸入するといいと思うの」。要は「台湾のファミリーマートにはオリジナルドリンクでめっちゃ美味しいのがあるから、なんとかして日本でも売ってくれませんかね?」という話。

 

わたし、買って飲む飲み物は大抵が無糖モノです。市販のジュースの多くは甘すぎておいしく飲めない、かといって甘味料入りはもっとイヤ。そんな私なのですが、台湾のコンビニでは探すと結構おいしいドリンクがあってびっくりします。何より、台湾では、合成甘味料入りのソフトドリンクを見たことがない!これって、合成甘味料苦手勢にとっては大変ありがたいことなのですよ……。マジで……。

さて、以下は台湾のファミマで見つけたおいしいドリンクを紹介していきますよ。

 

●無糖の高級アイス烏龍茶(茶葉入り)

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最近、台湾では自販機が流行ってまして。「自販機が流行るって何だよ?」と言われちゃいそうですが、でもホントにそうなんです……。高級ドリンクを売ってみたり、手作りおやつ(プリンとか)を売ってみたりする自販機が増えていて、結構地元の若い人たちが嬉々として買ってるんです。

人気の高級ドリンクの中でも増えてるのが「水出し烏龍茶」。大ぶりのテトラ型ティーバッグが入ってるケースもあれば、茶葉がダイレクトインされてるものもあるんですが、どれもけっこう高級な烏龍茶の茶葉を使っていて、お値段も決して安くない。

そんな高級烏龍茶水出しブームを取り入れてなのか、最近台湾ファミマが出したオリジナル商品がこれ。茶葉も「ローズウーロン」「阿里山金宣茶」「四季春」の3種類。王徳傳という老舗の高級茶荘がプロデュースしているようで、お値段ちょっと高めなんですが、でも大変おいしいです!日本でも売ってくれないかなぁ……。

 

www.tabitabi-taipei.com

 

●ライチ烏龍茶、マンゴーアイスティー、リンゴアイスティー

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左からライチ烏龍茶、マンゴーアイスティー、リンゴアイスティー。特に私が好きなのはライチ烏龍茶。水出し無糖烏龍茶よりもっと安い値段&無糖じゃないんだけど、こちらのシリーズもおいしいです。

薄甘いのでごくごく飲めるし、果物の果汁もちゃんと入ってるみたいで、フルーツの風味もしっかり。なにより合成甘味料を使っていない!!!(重要!)

 

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ペットボトルじゃなく、紙パックに入った廉価版もあります。

 

●おまけ:最近一番お気に入りの台湾コンビニドリンク 

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最後におまけでもう一つ。ファミリーマートのオリジナル商品ではないんだけど、最近台湾のコンビニでよく見かける柑橘のジュースです。台湾・屏東産(豚足を食べに行ったところ!)のレモンを使ったレモネードで、左のすだちっぽいのも、右のライムっぽいのもどちらも大変おいしい。オススメ。

もし台湾行く方がいらしたら、ぜひコンビニで探してみてください。というかこれ、日本で売ってくれないかなぁ……

 

●おまけその2:ファミマでぐでたま 

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おまけ話もう一つ。台湾ではぐでたまが大人気で、ありとあらゆるところでぐでたまグッズを見かけます。キティちゃんの次くらいの人気と言ってよいのでは。

で、これはファミリーマートの扉のところに貼られていた、ファミマオリジナルのキャンペーングッズのポスターです。買い物をするともらえるシールをあつめるとグッズがもらえる……のか、お金を払えば買えるのかよくわからなかったけど、ちょっと欲しいなーと思ってしまったのでしたw

 

というわけで、台湾のファミリーマートで売っている美味しいドリンクいろいろご紹介、でした。本当に日本のファミマでも売ってください!なにとぞ!頼む!よろしくお願いいたします!!

 

●台湾ファミリーマート

www.family.com.tw

●台湾ファミリーマートのオリジナル商品(FamilyMart collection)

FamilyMart collection

セブンイレブンの500円マニキュアが手放せない

きっかけは、 id:pinkpeco さんのこのエントリを見たからでした。

pinkpeco.hatenablog.com

これを見てから早一年。私の指先はほんのり桜色なことが増えてます。
それまで少なくとも5年以上、いや、多分10年近く、何も爪に塗ってなかったのにどうしちゃったんだ……!という感じですが、上のブログを見てセブンイレブンに走って、四店くらいセブン-イレブンを探して見つけたのがこれ。parado(パラドゥ)のマニキュア「ネイルファンデーション」です。


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ベージュとピンクと2色あります(+限定色が1色)。どちらも使いやすい色。

ちなみにマニキュアだけでなく、リムーバーもよくできてます(写真の右側)。円筒型の鉛筆削りみたいな中に指を入れて、筒をキュッキュと左右に数回回すときれいにマニキュアが落ちてる、という仕組み。除光液独特のツンとくる匂いも薄いし、これ、いいわぁ……。

 

 

ちなみにいまはちょっとボトルのデザインが変わりました(中身は同じ)。パラドゥのサイトからキャプチャしたものがこちら。

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これ、筆もいいけど液のサラサラ具合もちょうどよくて、本当に塗りやすい。私のように塗るのが下手でも塗りむらが目立たない色だし、さらにびっくりするほど速乾なのが素敵。乾くのをじーっと待ってなくても、すぐに乾いてしまうので本当にストレスがないです。両手の指10本塗り終わったら、最初に塗った指はほぼ乾いてる。

「ネイルファンデーション」というネーミングも秀逸。指先を飾り立てるためのネイルじゃなくて、素の爪でいるよりも、手をきれいに見せるための「ファンデーション」なんでしょうね。確かに、塗らないよりは塗っていたほうが手がきれいに見えます。もう一つありがたいのは、ナチュラルな色味なので、多少先端がはげてても気にならないこと。

マニキュアやネイルから遠ざかっていた10年間に、こんなにマニキュアが進歩していたとは……と驚いて、インテグレートとかも買ってみたんですが、paradoのほどは塗りやすくなかったし、乾くのももうちょっと遅かった。これも悪くないんですけどね。parado優秀すぎる。

 

私は手がきれいじゃない(手相や指のしわが濃すぎて、若い頃からおばあちゃんの手みたいなのです)なのがずっとコンプレックスで、爪を綺麗にすることにも全然興味を持てなかったのですが、そんな私でもこのマニキュアを塗ると指が長く、ちょっと手が綺麗になったような気がする。あくまで気がするだけですが、でも指先が普段よりちょっときれいなだけで、テンション上がる……というと大げさだけど、精神的にちょっと上がるものなんですね。知らなかった。

マニキュアを塗るだけでも自分的には画期的な進歩なのに、さらに最近、爪切りじゃなくてやすりで爪を削って整えています。おおお、画期的!女の子みたい!(自虐)

 

というわけでparadoの回し者みたいなエントリになってしまいましたが、本当にいいのでおすすめです。ベージュもピンクも地味な色なんだけど、爪を派手にできない人にはむしろちょうどいいのではないでしょうか。

 

  ☆ ☆ ☆

 

このブログ、ずいぶん前に途中まで書いて「下書き」にしたまま1年近く経っていたという、言うなれば塩漬けエントリです。実は結構この手の書きかけ&下書きがたまっているので、気がついたらちょこちょこ公開していこうと思います。というわけで、今後「今回のブログ、タイミングおかしくない?」というエントリを見かけたら「きっとayanoが塩漬けにしてた書きかけネタだな……」と生暖かく見守って頂けますと幸いです。(ぺこり)

 

www.parado.jp

台湾南部の旅、「豚足の町」に行く~萬巒豬脚街(屏東県)

年末年始、10日くらい台湾南部にいました。高雄&台南をぶらぶら。これまでにも何回か行っているので、観光らしいことはせず、ひたすらのんびりしたり、おいしいものを食べたりするだけの怠惰な旅。

とはいいつつ、何回か(ちょっと)遠出をしたのでその話を書こうかと思います。夕方に成田を出る飛行機で、夜、高雄空港に到着。空港の近くで一泊した翌日。高雄県お隣にある屏東県へ向かいました。潮州という町の近くに、「萬巒」という豚足専門店が立ち並ぶエリアがあるのです。

台湾では豚足のことを「豬脚」といいます。それでは豬脚の町・萬巒の話、スタート。


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右の地図で、青い斜線で囲ってあるのが屏東県。萬巒の町は、赤いポイントが付いているあたりにあります。

台鐵の高雄駅から特急自強号で35分、各駅停車に乗り換えて一駅「竹田」という小さな駅で下車しました。日本統治時代の古い駅舎は保存され、雑貨店&簡単なカフェみたいになっています。

実は竹田の駅前には「池上一郎文庫」というアジア最南端の日本語図書館があり、日本語の蔵書を揃えています。今でも日本語が話せる台湾人の方がここの図書館に集まったり、ボランティア(多分)で運営をしているそうなのですが、私が行ったときにはあいにくお昼休みで閉まっていました。

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竹田駅。昔の駅舎が保存され、その上に新しい駅が作られています

 

竹田駅から萬巒まではちょっと距離があります。歩くのは無理。タクシー……と思ったけど、駅前を見た感じとてもそんなものがいるはずもない。駅舎カフェのご主人にタクシーを呼んでもらって、萬巒の町へ向かうことにしました。やってきたタクシーは黄色くなく、普通のクルマ。40代くらいの女性が運転する、要は白タクでした(笑)。

車で10分以上走ると、左右に猪脚専門店が林立する街に到着。おおお、ここかー!本当に、右を見ても左を見ても豬脚を出すレストランが並んでいます。すごいなぁ。食事は店の中で食べるのですが、店の前で豬脚を煮ているので、あちこちに豚足の山ができています。テイクアウトで買って帰る人もたくさんいましたよ。

 

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萬巒の町はこんな感じ。右を見ても左を見ても豬脚のお店ばっかり!

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店頭はこんな感じ。どこも賑わってます

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店頭(外)にはよく煮込まれた豚足が山積みになった鍋がどどーん。写真だと分かりにくいですが、これめっちゃ大きいんです!

 

●萬泰猪脚大王

まずは白タクの女性運転手さん一押しの店「萬泰猪脚大王」に入りました。豬脚専門店はもともとは客家料理の店らしく、豚足料理がウリではあるのですが、メニューを見るとほかの料理もたくさんあります。とはいえ我々はたったの2人。たくさん頼んでも食べきれません。迷った末に「豬脚(半分、250元)」「高山大豆苗(180元)」「板篠(45元)」を一つずつ注文。475元、二人分でだいたい1800円くらいでしょうか。

数分くらいで、すぐに料理が出てきました。

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これが豬脚(豚足)。大皿に盛られた豚足は、半分といいつつすごい量!骨を外して食べやすくカットしてあるので、言われなければ豚足だと分からないかもしれません。ニンニクの効いた甘いタレにつけて食べます。食べてみると、皮の表面はぷるっぷる、肉の部分はしっとりとして実においしい。あー、これは美味しいわ…。すごい量と思っていたのですが、意外とパクパク食べられてしまいます。

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食べ終わってお皿に残った骨。ほとんど食べるところはないです。日本でイメージする「豚足」と違って、食べてる途中は骨なしのお肉なのが面白い。

 

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高山大豆苗という野菜のニンニク炒めがこれまた非常においしくて、スルスル食べられる美味。日本で見たことないけど、これ、おいしいなあ。

 

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もう一つ、板筱はきしめんのような麺。おそらく米麺だと思います。ふわん、ちゅるんと柔らかい米麺が、いい感じにスープを吸い込んで、これまたするする食べられる美味しい一椀でした。優しいお味~。うう、お腹に余裕があればもっと食べたいくらいだ…。板條はこの辺の特産のようで(あとで分かったところによると、どうも客家料理の伝統食材らしい)、町のあちこちで看板を見かけました。

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店頭では豬脚を量り売りしていました。 

●海鴻飯店

だいぶ満腹になったんですが、それでももう一店行きたくて。ドライバーさんが二番目に美味しいと勧める「海鴻飯店」にも入ってみました。ほかの料理もおいしそうだなーと思いながら、すでに満腹だったので今回は豬脚(半分)だけ注文。出てきた豚足は、さっきのお店とは結構、見た目から違います。

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萬泰猪脚大王よりは煮込み時間が少ないのか、皮のプルプル感が柔らかく、全体的にしっとりと水気が多い。食べると肉がややオイリー。うん、こちらもおいしい。ツケダレはこちらのほうが甘さが少なくて、よりニンニクが効いています。

同じ豬脚料理でも、意外と肉の仕上げ方も違うし、つけだれの味も違うんですね。楽しいな~。「美味しいー!」と感激したけれど、二軒目なのでさすがにとても食べきれず。持って帰りたいと伝えると、快く袋に入れてくれました。

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食べきれなかった海鴻飯店の豚足、ビニール袋に入れてもらって持ち帰ったのですが、丸一日くらい経ってから残りをホテルの部屋で食べました。そうしたら、お店では「水気が多くて食べるとオイリー」と感じていたのが、良い感じに水気が抜けて、適度にプルプルコリコリした食感になってこれまたおいしかった!

せっかく萬巒まで行っても、しかも豚足が好きでも、そうそうハシゴはできないと思うんです。テイクアウトしてホテルで食べるのも、オススメですよ。お酒のつまみには最高です☆

 

お腹いっぱいになったあとは、萬巒の町をフラフラ。といっても、本当に小さな町なので、賑わってるエリアは狭いのですが。 

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豬脚を食べた2店以外に目立っていた豬脚専門店が「林家豬脚」。なんだか見覚えがあるような気がしたのですが、それは気のせいではなかった……という話は後ほど。

 

帰りは竹田駅ではなく、バスに乗って潮州駅方面へ向かいました。潮州は、屏東県最大の町です。

なぜわたしが潮州に向かったか?それには理由があります。なぜならここに、ものすご~く珍しいご当地かき氷を出す店があるのです……続きは、トーキョーウジキントキ改め、タイワンウジキントキでどうぞ!

ice.hatenablog.jp

ice.hatenablog.jp

 

どちらもかなり珍しいかき氷だと思います。かき氷好きじゃなくても、台湾好きさんはぜひチェックしてみてくださいね。

 

●林家豬脚(おまけ) 

最後にもう一つ、オマケの話を。萬巒で豬脚を食べたお店は上記の二つだけだったんですが、実は私、半年くらい前に、高雄駅(左榮駅、新幹線が止まるほうの高雄駅です)のフードコートで、”萬巒の豬脚料理”を食べたことがあったんです。

フードコートにあったお店は「林家豬脚」。こちらも萬巒にお店を構える豬脚専門店です。そのときの写真がこちら。

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一人分のセットメニュー。写真の左奥が豬脚、手前が板條、奥が青菜。食べたものとしては奇しくも萬泰豬脚大王で食べたのと同じメニュー。

でも、このときの料理はイマイチで、萬巒で食べたほうが豬脚も板條も青菜も断然おいしかったです。比較にならないくらい。

 

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フードコート内の林家豬脚店内はこんな感じ。

 

この時はイマイチだったけど、萬巒の林家豬脚はおいしかったのかな?なーんて思っています。お腹いっぱい豬脚が食べたくなったら、また行こうかな、萬巒。

 

※萬巒豬脚街の地図はこちら。紹介したお店(萬泰猪脚大王、海鴻飯店、林家豬脚)はすべて同じ通り沿いのすぐ近くにあります。

「Feelcycle」始めました~暗闇バイクにハマって半年経過した話

お正月のうちにブログを更新しようと思っていたのですが、うわー、もう1月も半ばだ!書きたいことはいっぱいある&最近ようやくいろいろ文章を書きたい気持ちが復活してきたので、暇を見て更新したいと思います。

思えば2017年はロクにブログを書いていませんでした(トーキョーウジキントキはままあまあ更新していたけど)。実は、昨年は生活が大きく変わり、今までやったことがなかったことをいろいろ始めた&試した年でもありました。2017年始めた事の中で一番大きいのは、前半が「中国語(独学)」、後半が「自転車をこぎ始めた」ことです。なので今回のブログは、自転車の話を。

 

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「自転車をこぎ始めた」といっても普通の自転車じゃなくて、室内でこぐ、動かない自転車。しかも暗闇で、音楽がガンガン流れている状態でこぐ自転車です。……と書いたら、気付く人は気付くかもしれません。ニューヨーク発のバイクエクササイズ「Feelcycle」を始めました。ようやく入会して半年になるというビギナーですが、思いがけずハマっています。

Feelcycleとは、上に書いた通り、暗くした室内に音楽をガンガン流して、インストラクターさんの指示に従いながら、みんなで音楽にあわせて自転車を漕ぐエクササイズです。

自転車でエクササイズというと脚ばっかり鍛えられそうな気がしますが、意外や意外、上半身も鍛えられるという…おかげさまで二の腕に力こぶができるまでになりましたw 自転車を漕ぎながら、腕立て伏せしたり、ダンベル運動したり、チューブを持って引っ張ったり、ウエストをひねったりいろいろな動きをするので、脚だけでなく全身バッチリ鍛えられるのです。プログラムにもよるのですが、運動強度はかなり高め。1レッスン45分、終わった頃にはいつも全身汗だくなので、下着の替えは必須です。動画で見ると分かりやすいかも。初心者クラスはこんな感じ。


FEEL CYCLE Ikebukuro プレス体験会

 

もともと、ジムに通って週に1回毎週月曜日の夜に筋トレをしていたのですが(月曜夜には予定を入れないことにしていた)、ジム側の都合でその時間に行かれなくなってしまったのです。週1回の運動習慣は崩したくないし、なんとかならないかな……と思っていたところに友人が誘ってくれたのがFeelcycle。一緒に体験プログラムに行ったところまんまとハマりました。入った月は一カ月で8コマ漕いだくらいでしたが、今では平日の朝(出社前)と会社帰りを中心に月に20~30コマくらい漕いでいます。週に6コマくらいは漕いでる計算。我ながらハマりすぎ……。

続いている理由のうち最大のものは、レッスンが取りやすく時間的な意味で自由度が高いこと。平日は朝7時~夜9時半までレッスンがあり、空きがあれば直前(10分前)でもスマホからササッと予約できるので、「早起きして、会社行く前に朝活!」「夜の予定が急に空いたので、自転車漕いで帰ろうかな」ということができてとても便利です。スタジオは全国あちこちにあるので、行きやすいところにいくといいと思います。大抵、自宅の近くか職場の近く、あるいは通勤路の途中にあるスタジオに通ってる人が多いんじゃないかな。

 

https://www.instagram.com/p/BdNKS4BncEd/

 

ハマった理由はいくつかあるんですが、一つはやっぱり音楽でしょうか。Instagramに投稿した写真から、プログラム名が分かる写真を転載してみましたよ。ピンクの四角の中は、上から漕いだ時間、プログラム名、インストラクター名です。

プログラム名が「BB1 Comp1」「BB2 QOP」「BSB Hous」「BB3 HH」などと呪文みたいなんですが、これがプログラムの強度、レッスンの種類(鍛える部分はどこか)、音楽のジャンルを示しています。プログラム名の前半は運動の強度or内容を示していて、BB1なら初級者向け、BB2なら中級者向け、BSWならボディシェイプウエスト……など。後半は使っている音楽を示していて、HHならヒップホップ、Rockならロック、Housならハウス、Reggならレゲエ音楽に合わせて自転車を漕ぐことになります。期間限定のプログラムもあって、特定の音楽(ビートルズ、マドンナ、ビヨンセレディ・ガガボブ・マーリー、EDM、クリスマスソングなど)だけで45分、という構成のものも。

 

「フィールジャンキー」という、Feelcycleのレッスンで使っている曲のセットリストをまとめたサイトもあります。超便利!どんな曲があるのかなーと思った方はここを見てみるとよいかも。

feeljunky.com

私が入ってちょっと経った頃、期間限定でマイケル・ジャクソンのプログラムが始まりまして。私も慣れてきてようやく中級者向けプログラムについていけるようになっていたタイミングだったので、まんまとハマりました。マイケル・ジャクソンのプログラムがあるところを探して、自分が登録してるスタジオ以外にも行って漕いだなあ……。

最近ハマったのはQueen。結構運動強度が高めのキツイプログラムなんですが、インストラクターさんが良いこともあって、漕いでると楽しくて楽しくてテンション爆上がり。キツいんだけど漕ぎながら歌っちゃいます。私は小声で口ずさむくらいですが、結構大声で歌ってるおじさんも見かけました。

 

あともう一つ、ハマった理由として大きいのは、インストラクターさん(以下IRさん)がそれぞれに魅力的だということ。「絶対コレ顔採用だろう……」と思うくらい美男美女ばっかりです。そして、みなさん妙~に英語の発音が良いw

上述の通りかなり運動強度はキツイため、おそらく自分一人で漕いでたらとても45分完走できないと思うのですが、IRさんたちも生徒と同じように45分間汗だくになって自転車を漕ぎ、笑顔で励ましてくれるので、なんとか漕ぎきれるんですよねぇ。私は男性女性それぞれに好きなIRさんがいて、「IRさんによって、同じプログラムでも違うなー」なんて思いつつ楽しみながら漕いでいるのですが、中にはお気に入りの女性IR(男性IR)さんのレッスンしか出ない&最前列でIRさんをずっと見つめている男性会員(女性会員)さんも。まあ、その辺の楽しみ方は人それぞれって感じでしょうか……。

 

最初は本当にキツイのですが、慣れるにつれてどんどん漕げるようになっていくので、成長を感じられるのがまたハマるポイントなのではないかなと。半年前、初めて体験レッスンでこいだときには、レッスン一本(45分)こいだだけで息も絶え絶えだったわたしが、秋には「LUSTER」というイベント(100分連続、インストラクターさんが3人登場)に出て「意外とキツくなかったねー」と言えるようになり、冬には1日3本レッスンを受けても大丈夫になり、12月の最終レッスンは1日に5本(朝3本+夜2本)のレッスンを受けられるまでになりました。いやー、わたし、成長したわ~(自画自賛)。LUSTERの動画を見つけたので貼っておきます。

 


エクササイズとクラブの融合!暗闇バイクフェスが新しい!

 

……というわけですっかりハマってしまったfeelcycle。最近はInstagramもすっかりかき氷よりも自転車の受講日記になっていて、興味がない方には申し訳ない限りです。サクッと書くつもりが思いがけず長くなってしまったので、続き(みなさんの気になってるであろう「で、feelcycleは痩せるの?」について)はまた今度書きますね!

 

www.feelcycle.com

feeljunky.com

2017年にみた映画を振り返る

毎年恒例、(誰にも期待されてないけど)自分的にはこれをやらないと気が済まないという、一年間に見た映画を振り返るエントリです。

2017年の自分の中での映画の感想を一言で言うならば「佳作が多かった」でしょうか。そんなに話題になってない&製作費はそんなにかけてないと思うけど、すごく面白かった、よくできてるという映画をたくさん観られた一年でした。反面、大作で自分的にグッときたものは正直少なめでしたね(それがほぼベスト3になってます)。あとは2016年に比べると、邦画の大ヒットが少なかった気がします。

ここからはまず、自分の中での2017年のベスト3を、そしてそのあとにTwitterでつぶやいた感想を中心に見た映画の感想を並べます。基本的には映画館で見た映画の感想のみ書いています(例外で、今年公開じゃない古い映画を2本入れてます)。

●第3位 「バーフバリ 伝説誕生」

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「バーフバリ 伝説誕生」予告編

 

バーフバリ!バーフバリ!(大興奮) ←見終わったあと、Twitterでこう呟いてましたw いやー、めっぽう面白かったわ~。もっと話題になってもよさそうなものなのに、身の回りで見た人が少なくて残念。インド映画に興味がない人でも、これは見といたほうがいいいと思う。ちなみに私は二回見に行きました。

インドで大ヒットした超大作『バーフバリ』。存在を知ったのが大分遅くて、もう終影と思ってたところを、丸の内TOEIで観られることに気付いて慌てて観てきました。やだもうこれ超絶面白い。絶対映画館で観ないと駄目なやーつ!!全編通して、壮大すぎ、ぶっ飛びすぎな世界観。物理法則を無視した身体能力の主人公が格好良すぎてシビれます♡ その辺のハリウッド超大作より、断然スケール大きくて凄いよ。

かつてここまで特撮&CGバリバリ、出演者多すぎ、お金かけ過ぎなインド映画を観たことあっただろうか…。神話の世界を実写化するスケール、規格外のアクション連発ながら美女のダンスはちゃんと入れてくれる所がボリウッド。インド映画のヒロインが歌って踊るだけでなくアクション(殺陣)ばりばりっていうのも珍しいかも。全面的にエネルギー過剰な見せ場が延々続いたところで突然ブツッと静かに終わって「続きは2016年夏公開」って!日本ではいつ続編やるんだろう。観たい…はやく続きを観たい…!


……と、見た直後は叫んでましたが、まさにいま後編である『バーフバリ 王の凱旋』を映画館でやってますよ!桁違いのエンターテインメント大作、映画館で見るべし。本当に面白いし大作映画ならではの迫力満点なので、「インド映画を見るとじんましんが出る」とかいう人以外には広くあまねくオススメします。

baahubali-movie.com

 

●第2位「ダンケルク

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BD/DVD/デジタル【脱出編】『ダンケルク』12.20リリース / 12.13デジタル先行配信

2位は、クリストファー・ノーランの『ダンケルク』。タイトル通り、"ダンケルクの戦い"を描いた映画ですが……すごく良かった!戦争映画なんだけど、テーマは「脱出」。残虐描写はないけれど、見ている間ずっと半端ない緊張感でした。

ノーランの映画なので、今回もやはり「時間」がキー。海、陸、空と三つに分けた(時間軸も三つ)脚本も技ありでした。ノーランは全力で観客に戦場から脱出する緊張感を味あわせようとします。見る側は兵士の気分でその世界に没入していく。だからハンパない緊張感、なのです。没入感のために効果的に使われているのが「映像」「音楽」。

おそらくダンケルクは、大きなスクリーンと、適切な音響設備がある映画館で見たかどうかで没入感がまったく異なり、そして没入感を味わえなかった人は相当満足度が低いと思われます。なので、私はものすごく面白かったけど、「全然面白くなかった」という感想の人がいることもわかります。
映画好きの友人が誘ってくれたおかげで私は品川のIMAXシアターで観られたのですが、小さいスクリーンだと受ける印象がまるで違うと思います。そういう意味で、「(大スクリーン、というかIMAXの)映画館で見ないとダメ」な作品です。こんなに映画館のハードウェアスペックを意識して映画を見に行ったのはこれが初めてかもしれない。詳しくはこのブログを見てください。→「映画『ダンケルク』は殆どの映画館で上下約40%の映像がカットされる件

もう一つ余談。ダンケルクの戦いとは、第二次世界大戦でドイツ軍に攻められたイギリス兵(&フランス兵)が民間の助けで撤退する話なわけです。当然ドイツ軍は敵なので悪者として描かれるわけですが、どうにもこうにもそれが違和感あるんですよね。だって、日本人的にはドイツ軍、味方だからなぁ……。

 

wwws.warnerbros.co.jp

●第1位「ブレードランナー2049」

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映画『ブレードランナー 2049』予告2

 

「バーフバリ」「ダンケルク」を押さえて、2017年見た映画の中でマイ・ベストは「ブレードランナー2049」でした!

いやぁ…これは控えめに言っても大傑作ですよ。旧「ブレードランナー」を完全に踏まえた上でさらに世界観を膨らませ、2010年代の最高レベルの撮影技術を駆使した美しい映像で描き出す。ああ、すごいものを観てしまった……。実は前作である「ブレードランナー」を見たことがなくて、この映画を見に行く直前にあわててAmazonPrimeで見たため、旧作が頭にちゃんと入っている状態だったのもよかったのかな。初回は寝不足で見に行ったもので、前半ちょっとウトウトしてしまった自分を叱りたいです(二回目は最初から最後までじっくり見ました!)。

本作の主役はライアン・ゴズリング、前作の主役はハリソン・フォードなわけですが、ゴズリングが冒頭からいい演技をしている上に、途中、ハリソン・フォードが出てくるシーンからさらにゴズリングの演技がグッと引っ張り上げられて雰囲気が締まるのがすごく良かった。やっぱりハリソン・フォードって名優なんだな……と妙な感心をしたくらい。

そうそう、旧作(1982年公開)のヒロインであるレイチェルが若く美しい姿のまま登場するのも見どころの一つ。映画を見ながら「えっ、えっ、どうなってるの?」と少なからず混乱したわけですが、ここに種明かしが載っていました。→ 「ブレードランナー 2049」に登場した35年前と同じ姿のレプリカント「レイチェル」登場の裏側は? - GIGAZINE

あと、2049は女優さん達がみんないい味出していたのも印象的。特にホログラムのジョイ、可愛かったなぁ……。レプリカントのKとホログラムのジョイが恋人同士というのも、2017年の今考えると非常に示唆深い設定だな、と。今の技術でいえば、レプリカントがPepper、ジョイがスマートスピーカーAmazon EchoとかGoogle Homeなど)みたいなものなわけですよ。PepperとAmazon Echoが恋人同士で、Pepperが「人間でありたい」と願い、Amazon Echoが「体が欲しい」と思いながら恋人同士だったとしたら……?と考えてみていただければと。 

ブレードランナー」はSF映画史上に残る名作でありますが、一方、ハリソン・フォードといえば「スターウォーズ」シリーズでも主役を務めているわけです。同じSFの名作ではあるけれど、スターウォーズが光ならブレードランナーは闇の作品。周りのみんなが「エピソード8見た?」と盛り上がる中、なぜか私はスターウォーズよりこっちに惹かれてしまうんだよなぁ……。

www.bladerunner2049.jp

 

●2017年のBEST5と言いたいオススメ映画

以下、見た映画の一言感想を並べ……ようかと思ったんですが、今年は本当に佳作がたくさんあって、ベスト3には入らなかったけどベスト5には入れたい、ぜひぜひ人に勧めたい&語りたいと思う映画がたくさんあるのでここで並べておきます。もし近いうちに私に会う人で「コレ観たよ!」という人がいたら、語りましょうw
以下、ベスト5と言いつつ6本も挙げてますが、並びは私の観た順番で、順位付けではないです。どれもとっても面白かった。まだ公開しているorそろそろBlu-ray&DVD化してる作品も多いはずなので、正月休みにいかがですか?

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・『お嬢さん』(写真)http://ojosan.jp/…普段エログロ系は避けてる&韓国映画ってほとんど観ないんですが、めずらしく「これは観ておいた方がいいぞ」と虫の知らせ(?)で見に行ったR-18指定作品。で、感想はというと……いやぁぁぁ、面白かった!観てよかった!確かにエロいわド変態だわで言葉を失うシーンもあるんですが(「一人で観に来てよかった~」と10回くらい思った)、それも差し引いても、いや、それがあるからこそめちゃくちゃ面白かったです。ヒロインのエロかわいさ、メイドとの百合っぽい関係性、全体を通して抑制の効いた映像の美しさ、ツボる人にはものすごくツボるはず。日本統治時代の韓国が舞台ということで、韓国人俳優たちが演じる登場人物が話すちょっと妙というかカタコトの日本語も面白く、日本人的にはそれもお楽しみ。たぶん、この映画を世界で一番楽しめるのは日本人だと思います。で、このへんの要素をすべてひっくるめた大仕掛けのよくできた脚本がまたすばらしい! 大人だから楽しめる作品です。いやー、一人で観て良かった(2回目)。

・『ナイスガイズ!』http://www.niceguys-movie.com/ …面白かった~!!!もう、ずーっと笑いっぱなしだったわー。ライアン・ゴズリングの顔芸(?)が素晴らしすぎたw 「ラッセル・クロウ、こんなにポッチャリさんだったっけ?」と出てきたときには驚いたけど、アクションはキレキレでした。でも、「格好いいわ~!」と惚れ惚れしたのは、実は悪役のマット・ボマー。前髪下ろすの似合うのね♡ 格好いいといえば、出てくる車がどれもこれもカッコいい。1970年代のアメ車ってこんなに格好よかったのか、と驚いた。舞台は1977年のアメリカ、デトロイトモーターショーも出てくるので、車好きの方にはぜひ見てほしいです。娘役のアンゴーリー・ライス(スゴイ名前だ)もめっちゃキュート!

『娘よ』 http://www.musumeyo.com/ …あまり話題になってないけど、これはいい映画だぞ…!一言で言うならばパキスタン版 マッドマックス 怒りのデスロード」。ホントだってば! 部族間の闘争のために幼い娘を長老の妻として差し出さなくてはならなくなった若く美しい母が決死の逃避行。山岳地帯を疾走するパキスタンデコトラが美しい。日本でパキスタン映画公開は初らしく、文芸とかドキュメンタリー的な重さを覚悟してたら、意外にもスリルありの面白さ。荒野を背景に原色を組み合わせたヒロインの衣装も鮮やかに美しく、絵になるシーンが沢山。荒削りな部分もあるけどそれも含めて今観ておくべき映画だと思った。ただ、実話を元にしてると思うと非常に胸が苦しくなる。結婚の意味も知らない少女が老人と結婚させられるという話は現実に今も行われてること。そして「娘よ」の世界では命の価値が安すぎる。女も男も。本当に簡単にポンポン人が死んでいく世界が、2010年代の現実だという現実が辛すぎた…

・『ムーンライト』 http://moonlight-movie.jp/…いい映画だった…静かで美しい映像の中に、実験的な試みが多数仕掛けられて、オーソドックスでいて画期的。面白い。特に印象的だったのは、色彩の美しさ。エンドロールのカラリストとは?と思ったら町山氏の解説を発見。→ 町山智浩 映画『ムーンライト』を語る

いじめられっ子の少年。一人だけ自分を認めてくれる友達を好きになる。大人になって2人は再会、初恋の行方は…と、「ムーンライト」は正に純愛ストーリー。但し主人公は貧民街に暮らす黒人でゲイ、母はヤク中、父親代わりの人物はヤクの売人。設定が変わるだけで、純愛に見えなくなる人は多そうだ。かく言う私も、男性同士のラブシーン(?)はドキッとしたから人のこと言えないけどね。で、この映画。私はすごく好きだけど、万人受けはしないと思う。ヒューマントラストシネマ辺りでやってそうな、インディーズ単館系のこの映画がアカデミー賞をとれたのはやはりトランプへの当てつけだよなぁ。それからそれから、黒人俳優が美しすぎて彫刻のようだった。ツヤッツヤ光ってるし。あんなに筋肉ムキムキで絵に描いたようなマッチョな黒人男性のふと見せる弱気な目とか、演技も良かったな…あと、全然英語が聞き取れなくて我ながら驚いた。あれはアメリカ南部の訛りなのか、黒人訛りなのか…。

『ファウンダー~ハンバーガー帝国の秘密』http://thefounder.jp/ …何の気なしに観に行ったら、めちゃくちゃ面白くてびっくりした映画。"ハンバーガー帝国"の"ファウンダー"、つまりマクドナルドの創業者の話なんだけど、まったく話題になっていなかったのは、マクドナルドが一切この映画のことを黙殺していたから……なのだそう。

以前から不思議に思っていたのです。マクドナルドという名前なのに、なぜ創業者の名前は「レイ・クロック」なのか?マックさんとかドナルドさんじゃないの?と。その謎がこの映画ですべて描かれていました。自己啓発のレコード(本ではないのも面白い)を毎日聴き続け、ビジネスの成功のためならどんな黒いことも辞さないレイ・クロックを、マイケル・キートンがギラギラした感じで演じています。資本主義社会に生きるビジネスパーソンにはみんな観て欲しい、「働く」について考えさせられる作品。気分として、休日よりも平日が合う気がしますよ。映画観てるヒマない、という方は原作本をどうぞ。 → 「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝」

・『メッセージhttp://www.bd-dvd.sonypictures.jp/arrival/ ……宇宙船が「ばかうけ」みたいだと話題になったSF映画。柿の種にも似てると思いましたが……(どうでもいい)。宇宙船がばかうけ、宇宙人はタコ、と書くと面白い感じになりそうですが、静かな感動作でありました。ベテラン俳優陣の抑制の効いた演技もよかったなあ。見終わったあとに言葉とかコミュニケーションとか人生とか、柄にもなくいろいろと考えてしましました。見終わったあと感動して原作を衝動買いしたんだけど、ものすごく難解だと聞いてそのまま積ん読になってるんだよね。来年こそ読もう……。

人生はシネマティック!http://jinsei-cinema.jp/ … 邦題、「もう一つのダンケルク」とか付けておけば、絶対もっとヒットしたのに……。何の映画か内容を知らずに見に行ったら、思いがけずダンケルク(上述)の話だったのでした。執筆経験のない女性が、脚本家をすることに。ダンケルクの撤退戦で英国兵士を救った双子の姉妹の話を、戦意高揚プロパガンダ映画として描くべく奮闘するヒロインを描きます。お仕事モノでもあり(編集者・ライターは結構共感ポイント多いと思います)、フェミニズム映画でもあり。映画自体も面白かったんですが、この作品中の重要人物である"残念なイケメン"ことアメリカ人パイロットを演じたジェイク・レイシーが妙に頭に刻みつけられることに……(続く)

・『女神の見えざる手http://miss-sloane.jp/  …で、この映画。凄腕女性ロビイスト(ミス・スローン)の活躍を描いたお話です。激烈な仕事っぷりで眠らないように睡眠抑制剤を飲み、恋愛の代わりにエスコートサービスで男娼を買い……と徹底して私生活を犠牲にして仕事に打ち込むヒロインの前に現れたエスコートボーイ。……ああっ、「人生はシネマティック」の残念なイケメンパイロットじゃないか! 
……と、本編と関係ないところで盛り上がってしまいましたが、映画としてもものすごく面白いです。キャラの立ってるヒロイン、戦略のためなら汚い手も、味方も陥れることもいとわない激しい攻防、そしてストーリーの終盤には「これこそ映画!」というカタルシスが味わえます。オススメ。

『ゲットアウト』 http://getout.jp/ ……面白そうなので、ホラーが苦手なのに耐えて見に行った作品。いやーーー、観て良かった!実に"ヤバイ"映画でした。やばーい、やばいよこれは…(思い出して面白さを反芻中)。観た直後は「何を書いてもネタバレになる&衝撃をうまく言語化できない!多分これ、もう一回見て答え合わせしないとダメなやつ~」と呟いていました。最後まで見終わってストーリーの前半を思い出すと「ああっ!アレはアレの伏線だったのか!」「ああっ、あのセリフの真意はこういうことだったのか!」の嵐。二回目、観たかったなあ。
ところで個人的にすごーーーーーく気になったことが。登場人物が全員、パソコンはSurfaceを使ってるんですよ。「珍しいな」と思いながら見てたんだけど、まあそこまではヨシ。その後気をつけて観ていると、携帯電話が(たぶん)全員Windows Mobileなのです! 「マイクロソフト、この映画に協賛するとは、やるなあ~」と思ってエンドロールをじーっと観ていたんですが、マイクロソフトの文字はナシ。あれは一体なんだったんだろう……。本当に気になってるので誰か真相を知っていたら教えてください。

 ・『彼女がその名を知らない鳥たちhttp://kanotori.com/ ……なんとなく見に行ったら……すごい!登場人物がクズばっかりで誰一人共感できないw さすが沼田まほかる原作。とまあ、それ位共感度0%の映画なのに、見終わったあとの満足度が思いの外高かった。まさに「佳作」。個人的には「ユリゴコロ」より映画としてはこちらのほうが断然好きです。あと、思いの外ベッドシーンが多くて、見ててドギマギした。蒼井優の魔性の女ぶりが堪能できます。『花とアリス』の頃から彼女の出演作は結構見ていて、同じかき氷好きということでなんとなーく親近感も持っているのですが、いやぁ、凄い女優さんになったなぁ…と改めて。顔を真っ黒に塗って怪演してる阿部サダヲも見どころです。それから松坂桃李がエロくて軽いです。あんな口説かれ方したら私なら爆笑するw 後で知ったけど『凶悪』の監督なんですね。監督と役者の力量を堪能した一本。

 

●2017年に観た映画Twitter感想 

 以下、今年観た残りの映画の感想です(ほとんどはTwitterの再掲)。

虐殺器官…私が原作を読んだのは多分もう7~8年前だと思う(2007年発表作品)。当時「こんな小説読んだことない」と衝撃を受けて、「これがデビュー作ってすごいな」と心の底から感心したのを覚えてる。映画は多少駆け足のところもありながらも、かなりボリュームがある原作をきっちり劇場用アニメとして再構成しており、いい映画化だと思いました(実は映画を見たときにすっかり原作の内容を忘れてて、映画鑑賞後に読み返した)。アニメだけど完全に大人向け作品。多分日本以外なら(というかハリウッドなら)、特撮満載の実写でなんとかすると思う。で、この作品を2017年に公開することに何かすごい偶然を感じるわけですよ……伊藤計劃が2007年に描いた世界は、まさに今のアメリカ。世界中でテロが止められず、再びアメリカ至上主義に戻ろうとするトランプのアメリカ。中東に住む市民の大きな不幸よりも、家のソファーでデリバリーしたピザを食べられることの幸せこれ、アメリカでこそ見て欲しいけどなあ。英語版つくって海外でも公開すればいいのになあ……。

エゴン・シーレ 死と乙女』…究極の美青年画家の、究極のゲス話。この映画が日本でも公開されると知ったとき「へぇぇぇぇ、エゴン・シーレの映画なんてやるんだ……確かに究極のゲスだなあ。内容はどう考えても問題作だけどいろいろ大丈夫なんだろうか」と私は呟いたのだけれど、心配していたよりはソフトタッチであった。しかしゲス話であることには変わりない(主演俳優は確かに美形だった)。

『スノーデン』…世界中のメール、SNS、通話(電話)は米国政府に盗聴されているという真実。それを暴いてしまったら……?という話。私自身は「そうかもね。そうだとしても全然驚かないよ」というスタンスだけど、世間的にはびっくりだろうなあ。主演男優はメガネで色白、体も細い、いわば「のび太君」。現代日本ではこの手のタイプの男性はいっぱいいるけど、マッチョ信仰が強いアメリカだと生きづらいだろうな……と思いました。はい。

『ホームレス ニューヨークと寝た男』…元俳優で今カメラマン、時々役者の仕事も。毎日ジムに通って体を鍛えジャグジーに浸かり(荷物をジムのロッカーに置いてある)、知人の住むアパートの屋上で隠れて眠る。格好いいしとてもホームレスには見えない主人公のドキュメンタリー。なかなか感想難しい

プラダを着た悪魔Amazon Prime)…もう10年前の映画なんですねえ…悪魔がメリル・ストリープだったとは!面白いんだけど、面白さのポイントが結構悩ましいかも。ファッション誌の世界でどんどん美しくなっていくアン・ハサウェイの姿は確かに見所なんだけど。あと、マドンナのVogue歌いたくなるね♪

ラ・ラ・ランド…ええと…正直に言うと、何が良いのかさっっぱり分からなかった…。主演の二人は好きだし、音楽も聴いてて心地いいし、一つ一つのシーンは観て楽しいんだけど、これ、映画として何が面白いの…???何か重要な所見落としたのかなぁ。うーむ…(悩)。皆さんどこに感動しているのか考えてるんだがやっぱり分からず。全体的に脚本が説明不足だと思うんだけど…ミュージカルだとセリフはなくて歌で説明とかあるけどそういう問題じゃない。物語終盤のテーマは「夢を追い続けるか諦めるか」であり、「もしあのとき○○な選択をしていれば」と空想するわけだけど、エマは大女優になり、ゴズリンはジャズの店を開いているわけで、夢、叶っちゃってるんだからおかしくない?「ジャズは嫌い」と言っていたヒロインはなぜ豹変したのか、そもそもゴズ氏が弾いてるピアノはジャズか?とか、なんだかモヤモヤするツッコミポイントがいろいろで……。衣装はかわいかったし(特に序盤の原色のワンピはかわいかった)、主役二人のヘタウマな感じ(ミュージカル映画のレベルとしては)の歌&ダンスは嫌いじゃないんだけど。 

『はじまりへの旅』…面白かった!かなりニヤニヤしながら観てたので、周りに感動してたお客さんが多くて「アレ?」と思ったくらいwノーム・チョムスキーの名前をここで聞くとは思わなかったなー。あの家族の教育方針、私は嫌いじゃないけど、あの家の子供に生まれたいかと言われたらやっぱヤダw ヴィゴ・モーテンセンといえば私的には「イースタンプロミス」なので、この映画みたいな髭モジャでむさ苦しい感じだと別人みたい。そして子役たちがみんな演技達者でしかも可愛い!キリスト教圏だと火葬は火炙りの刑と同等だからなーとか、綺麗な灰だなとか変な所に引っかかったり。邦題はあれで良かったのか、とも思ふ。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』……舞台はイギリスだけど、日本でも似たようなことは起こってるよな…と思うと見終わったあとズシリと重い気持ちになる。社会派映画だけど、ユーモアも散りばめられてすごく面白いので、まずは観て欲しい、強くお勧めしたい映画。パルムドールはダテじゃないっす。単に行政が悪いでも、デジタル化が悪いでもない。ケイティの追いつめられ方もダニエルの絶望も巧く描かれてる。フードバンクのシーンとか…。一つ一つのエピソードもすごくリアルで、積み重ねて一本の映画になったとき胸に迫る。しかし現実にはもっと悲惨で、人は浅ましかったりするから難しい。

ワンダーウーマン……ヒロインがとにかく美しくて格好いい。マジ眼福。序盤のアマゾネス島をもっと見たい。強くて美しい戦うヒロインは日本人も好きなはず、だってそれ『セーラームーン』の世界でしょ?

『獣道』伊藤沙莉の、伊藤沙莉による、伊藤沙莉のための映画。伊藤沙莉が好きなら絶対見るべき(朝ドラ『ひよっこ』の米屋のさおりちゃんをキレキレで演じていたあの娘です!)。体当たりかつ確かな演技力を堪能できます。ハチャメチャな設定のヒロインだけど説得力ある感じにまとまっているのはたぶん彼女の力量のなせる技。普段ならたぶん観てないタイプの映画なので、勢いで観に行ってよかったなあ。

ユリゴコロ…チケットをいただいたので見に行ったのです。原作が「イヤミスの女王」こと沼田まほころと知らず、覚悟なしで見てしまったのよね……。痛いのやグロいのが苦手な私には前半はほとんど拷問。流血&殺人シーンが続いて辛かった…(涙)。松山ケンイチが出てきてから、急に話が面白くなります。というか、色気のあるマツケンを久しぶりに見たぞw相当減量して役作りしたんじゃないかな…

ブレードランナー…続編『ブレードランナー2049』が日本でも公開になるというので「そういえば前作見たことない……」と今さらながら鑑賞。1982年公開のアメリカ映画で、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が原作だったのね……(すみません、そこからして知りませんでした)。舞台は2019年のロサンゼルス。環境破壊で酸性雨が降り注ぐ……という設定なんだけど、街並みが不思議。ビル街のなかに日本の広告が流れていたり(強力わかもと、芸者さん出演)、中国っぽい屋台があったりと、中国と日本を勘違いして混ぜちゃった感じが実に新鮮。さて映画のほうは、人造人間レプリカントが脱走して街にやってくるわけですが、後半はなんだか面白ゾンビ映画みたい、と思いながら見てました。怖いと言うより面白い感じ。そしてレイチェルは、ジョジョに出てきそうな不思議な髪型をしていた……髪を下ろすと美女というより美青年風なのも不思議だった……。あと、レプリカントが良い人すぎる!人間より人間らしいのでは?それにしても、夜景の描写を見て、香港のビクトリアピークからの夜景写真を見た人がどうして「ブレードランナーみたいだね」というのかようやく理解しましたよ。長年の謎が解けたw 

『74歳のペリカンはパンを売る』…浅草・寿で、食パンとロールパンだけを作り続ける大人気のパンやさん「ペリカン」。過去に何回かブログに書いたように、小さいころ私はここのパンを常食していたので思い出の味。そのペリカンパンが映画になると聞いて、何がなんでも見に行くぞ!と意気込んでいたのでした。しかし、ふたを開けてみれば「内容がないよう」とダジャレを言いたくなるようなぬるいドキュメンタリー…製作・監督はいったい何を取材していたんだ、と観終わったあと怒りがこみ上げたほど。結構長い時間をかけて密着していたようなのに、何にも描けてないし、おそらくは映画の主テーマである「なぜペリカンパンは2種類のパンだけでこんなに長く愛され続けているのか?」の答えも出せてない。愛しのペリカンパンが映画になるというのに、お前は一体何を取材していたんだ…!ペリカンが好きなだけに文句は言いたくないが、しかしこれはないわ…と思いました…(悲)。一応、良いとこ探しもしよう。一番説得力があったのは後半出てきた常連のおじさん。「すごい旨い訳じゃない。普通。週に二回は買いにくる」的な発言、あれは納得。一方謎だったのが伊藤まさこ氏。カリスマ主婦界の蒼井優って…w

『パターソン』……スターウォーズのカイロ・レン……じゃなかった、アダム・ドライバーがバスの運転手兼詩人を演じておりました。最後に現れる謎の日本人は永瀬正敏。うーん……すごく評判いい映画なんですけどね……全然ツボらなかったです。残念。

『IT』……ホラー映画苦手で全然観ないんだけど、「大丈夫だから」と言われて観てきました。スタンドバイミーとかグーニーズ的で面白いといえば面白いんだけど、つ、疲れた…orz 怖いより薄気味悪くて見るのツラかったよぅ~。簡単に感想をまとめると、
・主人公の弟可愛すぎてマジ天使
・上級生のイジメが常軌を逸してる
・ニューキッズ・オン・ザ・ブロック!(懐)The CureXTCが流れ、俺得すぎw

ってかんじでしょうかw

 『否定と肯定』……今年一番最後に観たのがこれなのかな?「アウシュビッツホロコーストはなかった」という無茶ぶりの裁判を戦う羽目になるユダヤ系アメリカ人女性歴史学者の話。アウシュビッツの見学シーン(おそらくCG)が胸に迫ります。しかし山場は最後の裁判。アウシュビッツについての裁判をイギリスでやっているというもう何がなんだか分からない話なのだが、裁判するからには勝たなくては!と頑張るわけです。知らなかったけど、イギリスは推定無罪もないし陪審員制度もないんですね。被害者の涙の訴えとかもなしで、ひたすら理詰めで攻防が続くのが面白い。面白いんだけどものすごく地味なので、オススメかと聞かれると答えが難しいという……裁判を描いた映画の醍醐味、という意味でいえば「女神の見えざる手」のほうがカタルシスは断然あるんだけど、個人的にはこういう理詰めな裁判映画も面白いな、と思いました。

 ☆ ☆ ☆

以上、今年公開で観た映画27本でした(何か忘れてるのもありそうだけど……)。なんとか2017年中に書き終わってよかったです。それではみなさん、良いお年を!来年もいろんな映画を観たいです。

 

AirCloset(エアークローゼット)を8カ月試した感想を書くよ

2017年2月の終わりから、「airCloset(エアークローゼット)」というサービスを使っていました。なかなか楽しかったんですが、この週末に解約。2月から10月まで、8カ月使ってみてどんな感じだったかを書いてみようかなと思います。

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エアークローゼットとは、月額制で利用できるファッションレンタルサービスです。いわゆる「シェアリング」サービスの一つで、プロのスタイリストさんが選んだ洋服が、月に3着送られてきます。

 

こんな箱で届きまして……

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開けるとこんな感じ。毎月3着、スタイリストさんが選んだ服が入っています。

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これは2月のBOX。

薄手のニットと、スウェードっぽいスカートはどちらも落ち着いた色で着やすい。黒いのはワンピース。厚手で黒いシンプルワンピに、金色のファスナーがデザインのポイントになっているものです。かなり気に入って何度も着ました。

 

一ヶ月くらい着たら、スタイリストさんに感想を伝えて(サイトにログインして感想を書き込む)、宅急便で返却。すると、次の3着が送られてきます。気に入ったものがあれば、購入することもできます。

 

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3月のボックス。

今回はトップス2枚(クリーム色、クロのボーダー)とオレンジ色のスカート。

 

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4月のボックス。このときはおまけでマスキングテープが付いてきました。

紫の柄物シフォンブラウスはOLさんぽい感じ。黒のトップスもてろんとしたものだけど、こちらはあまり着なかったなぁ。藤色のスカートは長さが好みより長めで、柄モノシフォンブラウス以外何に合わせたらいいかよく分からなかった。

 

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5月のボックス。確かこのときは、新製品の紅茶のペットボトルがお試しで入ってた記憶。

紺色のトップスは地味目で会社に着ていくのにちょうどいい感じ。一緒に送られてきたボーダーのスカートと合わせたり、白いパンツの上に着たりしていました。

キャメル色のワンピはスウェードっぽい素材。気に入って何度も着てました。

 

このあと、6月、7月のボックスがどちらもすごく気に入ってたんだけど、残念、そういうときに限って写真撮ってないんですよねぇ。

どちらか忘れちゃったけど、この時は珍しくパンツ(テーパードパンツ)が入ってたんじゃなかったかな。似合わないと思ってたアイテムが意外と似合って、購入しようかと思ったくらいでした。こういう発見があるとうれしい。

 

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8月のボックス。

あまり好みじゃなかった……白のトップスは同じようなものを持ってるけど、素材が好みじゃない&季節にあまり合ってない感じでほぼ出番なし。赤いスカートもあまり好みじゃなく、オレンジのワンピは何回か着たかな……。

 

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9月のボックス。

グレーのトップスは全然似合わない、黄色いスカートは白いトップス以外合わせるのが難しい、紺色のワンピは気に入ったし着ると似合うのだけれど、レース地の宿命で伸縮性がないため着ていると肩や腕の辺りが窮屈で疲れてしまうのであまり出番なし。 

 

10月のボックスは写真を撮り忘れたけど、トップス+ボトム+ワンピの組み合わせ。トップス+ボトムはあまり好みじゃなくて数回しか着なかった。ワンピはボタンもファスナーもなしでかぶるように着る楽ちんなもので、着るとセットアップみたいに見える優れモノでした。

 

           ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

……というわけで、こんな感じで8カ月試したエアークローゼット。こうして振り返ってみて、8月以降3回連続で満足度が低かったのがやめる決め手になったと気付きました。まあ、その前から「ちょっとマンネリ化してきた?」「自分が持ってるような服が1着は入ってくる」という不満はあって、最後の10月ボックスが届く前にスタイリストさんには伝えてあったのですけれども。

 

私が使っていたのは毎月6800円のライトプランです。毎月1回箱が送られてくるだけでも十分楽しめたので、レギュラーじゃなくて全然問題なかったかな、という感じでした。過去アイテムの購入が可能、というのはちょっといいなと思うけど。

 

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良かった点を挙げるとこんな感じ。

  • 事前に好きな色やデザインを伝えておけるので、「なんだこりゃ!」というモノが送られてくることはない
  • 洗濯しないで返せるのでラク。伝票も全部記入済みのが送られてくるのでコンビニに持って行って出すだけで返却できる
  • スタイリストさんが選んでくれるだけあって、箱に入った状態だと「?」でも、実際に着てみると思ったより素敵、ということが何回かあった
  • スタイリストさんは一人ではないが、リクエストを書いておくと次回に希望を聞いたセレクトを送ってくれる
  • 自分では買わないようなものが送られてくるとたのしい
  • 自分では似合わないと思っていたものを着てみて似合うとうれしい
  • いろんな服が試せるが、手持ちの服は増えないのでクローゼットがパンパンにならず安心

 

一方、悪かった点はこんな感じ。

  • 途中から、「私、同じような服を持ってる」と思う服が送られることが増えてきた(特にトップス)
  • 自分の好みが強力に伝わりすぎているのか、半年も経つと、ややワンパターンというかマンネリ化してきた(せっかくスタイリストさんが選んでくれるんだから、もっと冒険したかった)
  • 無地の服が多すぎる気がする……(さもなくばボーダー)
  • 畳んで箱に入れたときにしわがつかないようにだと思うけど、素材がペラペラ安っぽかったり、逆にゴワゴワ系の生地の服が多かった
  • 毎回ではないが、使用感がありすぎる服が届くことが結構多かった(布地がくたびれている)
  • 気に入ったときに買い取れる仕組みはいいけど、買い取り価格が高い(特に使用感がありすぎる服はもっと値引くべきだと思う)
  • 素材の良さ(肌触りがいい、など)を感じられる服にはあまり出会えなかった

 

写真で分かるように、大抵「トップス×2+ボトムス」か「トップス+ボトムス+ワンピ」でした。わたしの場合は、ワンピは気に入る率が高かったかなぁ。私は8カ月でやめてしまったけど、「何を着ていいか分からない」「自分はおしゃれじゃない」「人に服を選んでほしい」「いろんな服を着たいけど、手持ちの服が増えると困る」という人にはおすすめですよ。

洋服のシェアリングサービスって、ここ1~2年で急に出てきたサービス。話は聞いたことがあっても、実際に使ったことがある人はまだ少ないかなと思うので、参考になっればうれしいです。

 

www.air-closet.com

 

エアークローゼットはなかなか楽しかったのですが、最近はほかにも洋服のシェアリングサービスがあるので、そのうち試してみようかなと思っています。

検討中 or 気になってるのはこのへんかな。

mechakari.com

sustina.co

 

エアークローゼットではワンピが気に入ることが多かったので、ワンピース限定サービスということで、これもいいかなと思ってます(ちょっと高いんだけど) 

www.brista.co

 

お勧めのサービスがあったら、ぜひ教えてください!

長野旅行に行くなら帰りはスーパー「ツルヤ」を強くお勧めするよ、という話

気付いたらもう8月! 夏本番! ayanologはサボりまくりですが、かき氷ブログ「トーキョーウジキントキ」はわりと頻繁に更新中です。ぜひ見てくださいね。今年は関西&台湾のかき氷の話多めで更新してます。最新3本はこちら。

ice.hatenablog.jp

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さて、もしこの夏長野に旅行に行く人がいるなら(シルバーウイークでも、正月休みでもなんでもいいんですけど)、自分土産を買うのにツルヤはいいぞ!というお話です。

 ツルヤはいいぞ、といわれても、そもそもツルヤって何、って思いますよね。これです。じゃーん。

 
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長野県内に72店舗を展開する、地元密着型のスーパーマーケットです(公式サイト)。地元の人の生活を支える食品中心のスーパーなんですが、観光客にも超オススメなのでぜひ行ってみて、と思うわたくしです。何がいいって、ポイントは大きく2つ。野菜や果物、加工品、酒など長野の地元のものをたくさん揃えているのに加えて、ツルヤオリジナル商品がいっぱいあるんですよ!

以下、観光客目線で「ツルヤのここがいい!」と思った理由を書きます。

 

(1)地元産の商品、地元民に人気の商品が多い

上記の通り、長野県産の食品(生鮮品も加工食品も)がいろいろあるのがまずはうれしい。ドライブ行ったときなどよく、帰りに道の駅に寄って「このへんでとれた野菜を買って帰ろうか」ということになったりしますが、よく見たら別に地元の品じゃなくてがっかり……ってことありませんか。ツルヤだと長野県産品が多いのでそこがうれしい。調味料やお酒なんかも、東京だとあまり見かけないものがたくさん売られてて楽しいです。

もうひとつ、県内のあちこちにツルヤがあるんですが、店舗ごとにある程度自由に仕入れできるみたいで、店舗によって置いてる商品のラインナップが違ったりするんですよね。たとえば長野名物の「おやき」。それぞれのツルヤの近所にある地元のお店から仕入れているみたいで、お店によって違うおやきが売られています。2店のツルヤでおやきを買って食べたのですが、けっこう形も味も違って、どれもそれぞれにおいしかったですよ。

地元のものをたくさん揃えているのは、実はお土産を買って帰るのにとても便利。わたし、栗のお菓子が大好きで、秋~冬になるといつも小布施の栗菓子を買って帰るんです。小布施には「桜井甘精堂」「竹風堂」「小布施堂」などいくつか有名な栗菓子メーカーがあるんですが、ツルヤに行けばいろんなメーカーのお菓子が一緒に買える!たとえば、「桜井甘精堂と竹風堂と小布施堂の栗羊羹を食べ比べる」なんてことが簡単にできちゃうわけです。

 

(2)オリジナル商品が優秀

ツルヤオリジナルの商品がいろいろ売られてるんですが、これが、どれもお値段控えめ味は上等。もともとどこかで「ツルヤのジャムやワインはいいよ」という話を読んでツルヤを知ったのですが、確かに種類が豊富で選び甲斐があるうえ、値段がかなり安い!自分土産に最適です。

ジャム、ワインもいいけど、そば用のつゆなんかもいいです。普通のめんつゆだけじゃなくて、「くるみそば」のつゆが売られてるんですよ!それから、これを強くオススメ。


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ジュースです。りんごジュース(数種類あります。さすが長野)、トマトジュース、あとなぜか輸入のライチジュース&レモン果汁をビンで買って帰ったんですが、どれも安くておいしかったー!

特に林檎ジュースやトマトジュースはクオリティ高いのに値段が安くてオススメ。地元産の材料でつくってるのに、こんなに安くていいんだろうか……。ただ、ビン入りのものはどうしても重いしかさばるので、クルマじゃないと買って帰るの厳しいと思いますが。

 

というわけで、長野旅行に行くなら自分土産をツルヤで買うといいよ、というお話でした。いやー、最後に長野に行ったのゴールデンウィークなんですよね。このネタ、すぐに書こうと思ってたのに下書き状態で3カ月も塩漬けにしちゃってたんですよ……。ようやく公開できてホッとした~。

次からは、もうちょっと最近の話を書こうと思います!本当は日常の話に加えて台湾の話もブログに書きたいんだけど、他に書かなきゃいけないことがいっぱいあるので我慢してます。。。

 

長野ネタ、他のも読んでやっても良いよと言う方は以下をどうぞ↓

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いろいろ詳細非公開「SATOブリアンjr.」に潜入してきた話

「安くておいしいもの」 をこよなく愛する私ですが、たまーにグルメな友達が声を掛けてくださって、分不相応なごちそうを食べることがあります。先日行ってきた某所(住所非公開なもんで、某所としか書きようがない)「SATOブリアンjr(ジュニア)」の話、なかなかない機会だと思うので、記録としてここに書き記しておきます。忘れちゃうのももったいないし。

●SATOブリアンの3号店は、完全非公開のオトナの秘密基地

「日本一予約が取れない店」「肉好きの聖地」などのキャッチフレーズですっかり有名になってしまった「SATOブリアン」は、九州和牛のシャトーブリアンにこだわるオーナー佐藤さんの大人気焼肉店。SATOブリアン、SATOブリアンにごうに続き、2016年にオープンした新店が「SATOブリアンjr」。

jrは、SATOブリアンの常連(佐藤氏からカードを発行してもらった人)しか予約ができず、しかもSATOブリアンかにごうに行ったことがない人はNGというお店。オトナの秘密基地、という感じでしょうか……。

私がお邪魔した日はちょうどjrの開店一周年とかで、スペシャルな肉の数々を堪能してきました。


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お通しはビーフシチュー。いきなりおいしい。温かいシチューで胃を温めつつ、泡で乾杯しつつ、韓国サラダをつつきつつ、宴の始まりを待ちます。 


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牛の部位がなかなか覚えられないので、こういう絵が貼ってあるとまじまじと見てしまいます。店名の由来にもなっているシャトーブリアンはサーロインのお隣の部位。

ワインもいろいろそろっているのですが、この日は冷蔵庫から取り出して勝手に飲んでね、という仕様でした。


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 こんな分厚いタン、食べたことない……と思わず興奮しちゃったタンからスタート。おいしい。おいしすぎる(驚


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もう一つはハラミだったかな。脂ののりがほどよく、分厚いんだけど気持ち良く噛みきれるホントにおいしいお肉です。 


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出てくる肉すべて、味も食感もそれぞれに違うんだけどどれもこれもおいしい。タレもそれぞれに合うものを勧めてくれます。同じ肉を二切れ焼いて、違うタレで食べるのもまた楽し。

写真にはちゃんと写ってないんですが、もう一つ特筆すべきが"謎のスパイス"。肉にとてもよく合い、肉の味を引き出してさっぱり食べられるスパイスです。 

 

●名物「ブリめし」も、もちろんあります

ひとしきりいろんなお肉を堪能したところで、オーナーの佐藤さんが登場。シャトーブリアンの塊を見せてくれました。「うわーーーー、綺麗なお肉!」と、歓声とタメイキが店内に広がりまくり。(シャトーブリアンの写真何枚か撮ったんですが、どれも人が写っているので載せられません、スミマセン)


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写真に撮っていない肉もいくつか食べてます。だいぶお腹もいっぱいになってきたところで登場したのが…… 


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フルーツトマト。半分に切って胡麻と塩を振ってあるだけなんですが、まさにフルーツ。おいしいなあ。口の中をさっぱりさせていると、いよいよSATOブリアン名物の「アレ」が登場します。 


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こちらの卵、「つまんでご卵」の卵黄が登場。(つまんでごらん)と読みます。福岡県糸島市で作っており、平飼いした鶏が産んだ卵なのだそう。指でつまんでも本当につぶれない!(つまんでいる写真を撮ったんですが、人が写ってるのでやめときます)


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シャトーブリアンを焼いて、つまんでご卵の卵黄につけて…… 


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オン・ザ・ライス! SATOブリアン名物の「ブリめし」です。肉も卵もタレもおいしいんだから、おいしくなわけがない、という感じ。焼肉店ですき焼きを食べている気分です。

●もう一つの名物「ブリカツ」

ここには、ブリめしだけでなく、もう一つシャトーブリアンを使ったシメがありまして……それがこれ。


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シャトーブリアンをレア気味に揚げて、トーストしたパンで挟んだサンドイッチ「ブリカツ」 。これも、ジューシーなビフカツとフワサクなパンの相性がとんでもなくよろしくて絶品でした。パンはこのために特注なんだそう。

 

●「うに+肉」って組み合わせ、誰が考えたんでしょうね?

シャトーブリアンを使ったシメのごはんメニュー、もう一つありまして。それがコレ。


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うに+肉で「うにく」、最近よく見かけるけど、この組み合わせ誰が考えたんでしょうねえ。焼いた肉とうにを…… 


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ごはんに載せて、オンザライス。なんて贅沢なんだ。めがつぶれる。

 

●ジュニアだけのシメもあった 

もう終わりかなと思っていたらさらにもう一つシメがありました。
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上等なお肉たっぷりでつくったボロネーゼ。おいしかったんですがこのへんはもう満腹すぎてほとんど食べられず。 

 

SATOブリアンjrは、もともとの店を知ってる常連向けということもあって、普段はお客さんが自分でお肉を焼くセルフサービスの店なのですが、この日はちょうど一周年ということもあってスタッフの方がついてすべて適切な焼き具合で焼いてくださったので、最高においしくめくるめく良い肉をいただくことができたのでした。

ここまでのコース+お酒飲みほうだいで1万5000円。贅沢ですが、それだけの価値はあったなと思う美味しすぎる宴でありました。贅沢すぎてめがつぶれる……(2回目)。

 

なんかガラにもない贅沢ブログを書いちゃったので、次回からはまたいつもの感じに戻ろうと思います。あ、2017年も関東地方梅雨明けということで、最近はトーキョーウジキントキをマメに更新してるので、ぜひ見てくださいね。マツコの知らないかき氷の世界&大阪の話です。

 

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