嗚呼、山田線……
今回の旅の一番の目的が“花輪線に乗ること”だったのは前にも書いたとおりですが(関連エントリその1/その2/その3)、二番目の目的は“山田線に乗ること”でした。せっかく18きっぷの旅なんだし、ローカル線に乗らないとねえ。
山田線は、盛岡と三陸海岸を結ぶ路線で、やはり一日数本しかありません。そもそも、途中の陸中山田駅よりも宮古や釜石のほうがどう考えても大きそうなのになぜ山田線?という根本的な疑問が……。途中の駅もかなりそそられる感じ。井上ひさしの小説「吉里吉里人」の地名の由来となった「吉里吉里駅」も見てみたいし、変な名前の「蟇目駅」、難読駅名の「花原市駅(けばらいち)」も気になる。あとはやっぱり、浅岸駅の写真撮りたいなあ、とか。気になるポイントがいっぱいあって、かなり“乗りたい路線”でした。
本数が少ない山田線。のんびりホテルを出て盛岡10:48発の快速に乗り、12:48に宮古着。数分後の普通列車で釜石まで行って再度快速に乗り、遠野で1時間くらい途中下車。その後花巻に到着……という、一日山田線に乗ってる「だけ」の予定を組んでいました。
盛岡の駅に行くと、とくに変わった様子もなく普通な雰囲気。しかし強風で一部の電車が止まっているという案内が……。しかし山田線のホームに行くと、全く何の案内もなく、フツーに列車が入線しています。まあ大丈夫だろうと思って乗り込んだのですが、最後の最後に「でも待て、念のため確認を……」と思って、駅員さんに聞いてみることに。返ってきた答えは……
「あー、風強くて海岸のほうは止まってますよ。今日これからどうなるかはまだ分からないですね〜」
というもの。……ちょ、ちょっとまて〜!このままホームに停まってる山田線に乗っていったら、宮古か釜石か分からないけど、海岸で足止めかもしれないってこと?? なんでそんな事態なのに、ホームで案内放送の一つもしてないの……?????
しかしあまりに悔しかったので、盛岡から2駅だけ乗り、そのまま反対方面の電車に乗って、盛岡駅に戻ってきたのでありました。く〜、山田線、リベンジしてやる〜〜(いつ?)