びっくりするくらい物価が高いです(涙)
いきなりですが、まずは物価と為替レートの話から。
昔からものすごい勢いでインフレが進んでいたトルコ、ちょっと前(2005年1月1日)に100万分の1のデノミを行いました。といってもピンとこないと思います。トルコの通貨は「トルコリラ」(TL)というのですが、物価が上がりすぎて、ちょっとしたものでも「500,000,000リラ」「1,000,000,00リラ」とかいうことになっていたので、0を6個切り下げて「イエニトルコリラ」(新トルコリラ、YTL。以下めんどくさいのでTL、リラと表記)という通貨に切り替えたのです。100万分の1のデノミとはすなわち、100万リラが1リラになった、ということ。ちなみに「イエニ」はトルコ語で「新しい」の意味です。
で、円がドルと連動しているように、トルコリラはユーロに連動しています。ここのところドル安、ユーロ高が続いているため、円(ドルベース)で暮らしている日本人から見ると、リラ(ユーロベース)は割高。レートは1リラ=95円くらいだったので、手数料やらなにやらを考えて、大体「1リラ=100円弱」で考えていました。さらに、トルコはなんだかんだいって経済が好調なのですよね。日本と違って。
実際に物価の例を挙げると・・・
まず驚いたのが観光地の入場料。トプカプ宮殿やアヤソフィアといった、「イスタンブルに行ったらかならず見る場所」の入場料はいずれも一人20TL(2000円弱)! あらゆるところがそんな感じで、10TL未満(1000円未満)で入れる有料の観光地は1つも見かけませんでした*1。ひえええ。
入場料だけじゃありません。ちょっとランチを食べたら1人13〜20TL(ランチで1300円以上って、東京でも高いよ…)。おしゃれなカフェでコーヒーを飲んだら、二人で15TL(一人700円以上!?)。トルコにいると1日何度も飲むことになるチャイ(トルコ紅茶)も、0.75TLだったら安い方、1TLが普通です。10年前には「チャイは1杯20〜30円、ロカンタでランチを食べたら300円くらい」だったので、もうお金を払うたびにびっくりでした。高い、高すぎる〜。
実際にはもちろん、観光客相手の店は高いし、観光客が少ないエリアに行けば物価は安くなるわけですが、そうはいっても高いものは高い。10年前の感覚でいると、すべてがカルチャーショックだと思います。いやはや、びっくりしましたです、ハイ。
*1:そのせいか、無料で入れるブルーモスクにはとんでもない大行列が・・・(苦笑)