押上「もつ焼き まるい」は予想以上に素晴らしかった
みぞれまじりの雪が降るある日。「平日なら並ばず入れるんじゃ?」と、突発でレバ刺しを食べに押上へ行くことに。ホルモン好きならきっと知ってる有名店、押上「まるい」です。
いきなりレバ刺しの写真だと刺激が強そうなので(笑)、まずは馬肉のステーキから。「何グラム?」と聞かれるので「200グラム」と答えたらこんな凄いのが出てきました。うわうわうわ!回りにさっと火を通しただけで、中は限りなく生だよ、レアだよ!
口に入れると溶けます。旨すぎる……この馬肉ならきっと刺身でもおいしいだろうなあと思ったけど、ギリギリのいい加減に火が通って、馬刺しとも違うおいしさなんだよね。これは素晴らしい。ニコニコしながら食べてたら、大将が「ヒレだからね!」とちょっと得意げだったのにきゅんとしましたw
さて、噂のレバ刺しはこちら。
分厚い!そして角がピンとしてシャープ!ごま油と塩を付けていただきます。うは……こんなレバ刺し、食べたことないんですけど。分厚い肉をかむとふるふると溶けてしまって、なんだかプリンみたいな柔らかさ。生臭いなんてことは全然なく、サラッと甘い。かつ濃厚。ううむ、レバ刺しってこんな味だったっけ??
「2人前」って頼んだら、すっごい量出てきた!!箸でつまんで持ち上げると「重い、落ちるっ」と思うくらい重量感のある分厚いレバ刺し。薬味(おろしにんにく、刻みネギ)をたっぷり載せても、全然負けない味の強さ。うひゃー。
ホントはこのお店のレバ刺し、親と子と二種類あるんだそうです。この日は子がなかったので親のレバで。
タン刺し。口に入れた瞬間溶けます。「馬刺しかと思った」と同行のIちゃん。分かる分かる。なんだか分からないけどふんわりしてておいしい、口の中で溶ける〜。
こちらはモツの煮込み。このモツがまた、食べた瞬間に溶けるんだよ、ふにゅふにゅなんだよ……さっきから「溶ける」ばっかり、語彙が少なくてスミマセン、でもホントにそうなんだもん。。
これは皮なしタンを焼いたもの。さっきのタン刺しとはまた全然違う旨さ。焼き肉でタンって定番ですが、だいたい薄く切って歯触りを楽しむ感じじゃないですか。これはしっかり厚いので、サクッとかみしめる歯ごたえと、じゅっと肉汁がでてきてジューシーな感じを一緒に味わえるところが実に素敵。うひゃー。旨いよ旨いよ!!
馬肉のステーキがあまりに素敵だったので(だじゃれじゃないよ)、馬刺しも行っちゃうことに。おおお。これはまた、火を通したのとは違う旨さ。というか、馬刺しっておいしいねえ。熊本とか長野とか本場まで行かなくても、東京でこんなにおいしい馬刺しが食べられるんだねえ……(感涙)
これ何だ?という感じですが……ナンコツです。細かく刻んで塩を振って焼いてあります。コリコリした外側とちょっと柔らかい内側の歯ごたえの違いが絶品で、いつまででも食べていたいような美味。ビール飲む人ならこれ、たまらないんじゃないかなあ。
もういっちょナンコツ。こちらは「ナンコツのホイル焼き」です。強めに日本酒を振ってあり、ネギがたっぷりとかかっています。レモンと一緒に出てきたんだけど、ごま油と塩をちょっと付けたらすごくおいしくて、結局それで全部食べちゃった。ホイル焼きのほうが柔らかく仕上がってます。
いやぁ「レバ刺しがおいしいよ」とは聞いていたものの、出てくるモノ出てくるモノどれもおいしくてビックリしましたよ。しかも7人でけっこう食べたのに(飲み物は2杯ずつくらい)、一人2500円という安さ……そりゃ行列もするわなあ。(この日は平日しかも悪天候だったのでスッと入れたけど、土日はびっくりするほど並んでます)
食べてる途中に携帯でちょっと写真をあげたら、レバ刺しの前、飲み物の写真をupしたところで出挙さんから「おっと!アズマ炭酸だ!!こりゃまるいですか?」とコメントが入りました。そうなんです。「○○ハイ」を頼むと、グラスにお酒と氷が入ったのと、炭酸のビンが一緒に出てきて、自分でつぐようになってるんですが、その炭酸が本所吾妻橋・興水社のアズマ炭酸なんですね〜。私はあの辺出身なんでもちろん知ってましたが、友人たちはみんな初めて見たそうなので、やっぱり下町の大衆酒場でしか基本的にお目にかかれないものなのかも^^;; アズマ炭酸、炭酸が強くて泡が消えにくく、いいんですよね。タモリ倶楽部の炭酸水の回を思い出します……。
出挙師匠によれば、「馬のレバーをたたきにしてもらってもおいしいよ」とのこと。うわ、馬のレバーなんてあったんだ……。宿題もできたことだし、また行かなくっちゃ。次回は晴れた日に、外で建設途中の東京スカイツリーを見上げながら飲みたいものです。いやぁ、いい店だった!!!
☆もつ焼き まるい 東京都墨田区業平3-1-1 電話:03-3624-0205 営業時間:17:00〜22:00(土曜は16時〜)、日曜休