「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展〜アリス、あるいは快楽原則〜」
日曜日、タコ嬢といっしょに原宿ラフォーレへ。ラフォーレ原宿なんて、入ったの何年ぶりだろうなあ。ラフォーレに用があったのは服を買うため…じゃなくて「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」を観るため。ヤンの名前だけじゃなく、最近亡くなったエヴァの名前が付いているのは、妻を追悼するキモチの現れなのかしら……と思っていたのだけれど、展示を見て納得。いっさい映像作品の展示がなくて、絵やセットの展示に徹していたのでした。たしかにそれなら、ヤンじゃなくてエヴァだ。
展示を見ながら、なぜかずーっと頭を離れなかった思いは、「荒俣宏はシュヴァンクマイエルをどう評価しているのだろう、もしかして好きなのかなぁ」ということ。会場を埋め尽くすエヴァ作品の数々に、2005年の秋に群馬に見に行った荒俣宏プロデュース展覧会を思い出さずにはいられなかったのでした。
→「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」:ayanolog
それにしても、会場を埋め尽くし、入りきれずに入場制限を受けているお客の行列には衝撃を受けました。若い子がいっぱい。うそ〜、シュヴァンクマイエルってそんなに人気あったの?????タコ嬢曰く、去年の葉山のイベント(シュヴァンクマイエル映画祭だったんだっけ?)も、結構若い子がたくさん詰めかけて混んでたとのことでした。
だってシュヴァンクマイエルですよ?(^^; タコちゃんと一緒に行ったから書いてるけど、多分一人で観てたらblogには書かないで封印してるな。そもそもシュヴァンクマイエルについて全然詳しくない、というのもあるけど(代表作観たことない……)、この手の趣向(シュルレアリスム?エロ?グロ?ナンセンス?)は、私の中では結構「人様には言いにくい趣味」なのかと思っていたので。とりあえず、デートでは絶対行かないよ、私だったら(笑)
以下、感想を箇条書き。
- どうしてこんなに混んでるの!?(行った人間が言うのも身勝手ですが)
- シュヴァンクマイエル展で映像がないのはやっぱりさびしい
- 生の肉塊がないのもやっぱりさびしい
- シュヴァンクマイエルが「人間椅子」はあまりにハマりすぎ
- 長編1本くらいは通して観てみよう……
- 「オテサーネク」が面白そうかも?*1
- シュヴァンクマイエル版「座ることを拒否する椅子」は、たわしだった
こんなところでしょうか。むぅむぅ。
参考blog:
→「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」(タコ壺)
→「たわしとほくろの毛」(我が名は十庵)
- 作者: 江戸川乱歩,ヤン・シュヴァンクマイエル
- 出版社/メーカー: エスクアイア マガジン ジャパン
- 発売日: 2007/08/28
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
- 出版社/メーカー: アップリンク
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: DVD
- クリック: 46回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
追記:書き忘れたけど……展示、チェコ語の翻訳が付いてないのが激しく不満!なんて書いてあるのか分かったら、倍(以上)楽しめるのに。
*1:でも観るの体力要りそうだな…