APOGEE LIVE TOUR 2009"夢幻タワー"Tour Final@赤坂BLITZ
目下SCRIPTの次に愛してるバンド、APOGEEのライブのため、赤坂BLITZに行ってきました。思えば2006年に1stアルバムを聴いてからというもの、ずーっとしみじみAPOGEEにはハマってるんですよねえ。
彼らのライブを見るのはイベントとワンマン合わせて4、5回目くらいかな。この日はアルバム「夢幻タワー」ツアーの最終日。私はツアー初期にも行ってるので似たようなセットリストで二回目……となるはずだったのですが、一曲目からいきなり知らない曲で「あれ?」と。「Grayman」という、音源化されていない曲でした。昔はライブでよくやっていたらしいんですが、今回は久しぶりだったみたい。
この日、永野さんのノドは絶好調。結構長かった&演奏曲数も多かった。聴きたい曲はほぼ全部聞けたはず。アンコールで4曲もやってくれることにも驚いたけど、さらに驚いたのがその中の1曲が、マイケルジャクソン「Thriller」だったこと!永野流スリラーは、Aメロが微妙にアレンジかかってるほか、キーの一番高いところも余裕、全体的に優しくまろやかな感じの歌に仕上がっていました。MJとはまるで別物だけど、これはこれでいいなあ。
ライブ、すっごく良かったです。良かったんだけど、ファンの我が儘というのもありまして……以下、思い込みと偏見炸裂の感想です。
私が初めてAPOGEEライブを見たときには、バンドの4人に加えてサポートキーボーディストの森ゆにさんがいたのでした。APOGEEのシンセサイザー、大城さんは実は鍵盤専門ではなくてギタリストでもあるため、あまりバリバリ鍵盤を弾く人ではないんですよね。
森ゆにさんがいた頃(って、夢幻タワーツアーの直前までですが)、APOEGEEのライブにはキーボードが2人いたわけで、当時のライブは過剰なくらいシンセサイザーが前面に出ていて、それがすご〜く好みの音だったんですよね、私*1。ゆにさんがいなくなったAPOGEEは、ドラムの音がかなり前に出ていて(というかちょっと荒い?)、繊細な感じの永野さんの声とちょっとアンバランス?と思って聞いていたのでした。もう一つ、ゆにさんがいないとコーラスが……。APOGEEメンバーの中で声のキーが一番高いのはVo.の永野さんなので、ボーカルの上ハモを付けられるのはゆにさんだけだったんですね(CDなら永野さんの声を重ねるわけだけど)。下ハモしかないとちょっと違和感ある曲もあったりして、うーーーん……と。
この日、上述のように永野さんはノドが絶好調だったわけですが、それだけでなくいろいろと八面六臂の大活躍。最初からマラカス振ってたし、謎な踊りもしていたし*2、途中キーボードも弾いてたし、「たしかにCDでも永野さんの声だったけど、それは重ね撮りしなきゃ無理でしょ」というコーラスまで全部一人で歌ってたし……ほかにも何かいろいろやってた気がする。
あまりに頑張ってる永野さんを観ながら「ああ、四番でエースの高校球児みたいだ……」とか変な感想を思っていた私でした。以下、某所からお借りしてきたセットリストです。
- Grayman
- ブレイン・ストーム
- 夜間飛行
- Star Honey
- ゆりかご
- 1,2,3
- Spacy Blues
- スプリング・ストレンジャー
- 流星
- ゴースト・ソング
- 絵描きの絵空事
- エクスプレス
- 新曲?(INSTRUMENTAL)
- グッド・バイ
- Tell Me Why
- Route Another
- アヒル
- Rain Rain Rain
- Just a Seeker's Song
- Heart of Gold ←←← ここで本編終了。以下アンコール
- 五億回の瞬き
- Thriller(マイケル・ジャクソンのカバー)
- GIRAFFE
- 新曲
また森ゆにさんが加わった形でのAPOGEEを観たいんだけどなあ……もうかなわない夢なのかなあ。この日は新曲もやってくれましたが、ものすごく、ものすごく変わった曲だった。あれ、シングルカットされるんだろうか、ってちょっぴり疑問に思ったくらい(笑)。
APOGEE、人気出てきてると思うんだけど、さすがに平日夜の赤坂BLITZを埋めるのはキツかったかな……いつになくゆったりとライブを眺めた夜でした。コート着たまま、ゆらゆらと揺れながら観ていたら、普段のライブとは足の違うところが痛くなってしまった^^;;
そういえばこの日は総勢6人くらいでAPOGEEライブを観たんですが、初めての人も楽しんでいたようで良かったです。ライブネタだと毎度おなじみ、S君始め友人の感想はこちら→☆/☆
APOGEEPOINT→☆